福祉業界は定着率が低い?離職してしまうのかその背景を考察

介護福祉事業情報ラボ

福祉業界は人手不足といわれていますが、定着率が低いことが問題視されています。

定着率の低さは離職率の高さをあらわしますが、仕事はきついのに給料は安いというイメージが定着してしまっているからともいえます。

そこで、福祉業界の定着率の低さの実態についてご説明していきます。

福祉業界は極端に離職率が高いわけではない?

厚生労働省が公表している雇用動向調査結果の概況などを見ると、確かに介護業の離職率は平均より高めではありますが、他のサービス業である宿泊業や飲食業、生活関連サービス業、娯楽業などと比べれば極端に高いわけではありません。

実際、介護職の給料は国の処遇改善などの対策が取られており、大幅に改善されてきています。

雇用してもすぐに辞めてしまう理由

それでも定着率が安定せず、雇用してもすぐに離職してしまう理由として挙げられるのは、

女性の従業員などは結婚や出産を機に辞めるケースもあれば、運営法人や施設側との方針や考え方が合わず辞めてしまうこともあるようです。

特に介護施設などの場合、スタッフ同士の人間関係だけでなく利用者との関係が良好でなければ、継続して働きにくいと感じてしまう傾向が見られます。

介護職はスタッフ同士のチームワークも大切なので、合わないと感じる方と一緒に働くのは難しいと考えてしまうようです。

利用者との人間関係においても、認知などが進んでいて意思疎通が難しいことに疲れてしまったり、暴言などを浴びせられてしまったり嫌がらせされたりといったケースもゼロではありません。

実際、介護スタッフの7割が利用者から嫌がらせを受けたことがあると答えているデータもあるので、施設側でも従業員がイヤな思いをしないような対策を講じることが求められるでしょう。

求人広告を出し続けることは好ましくない

人手が不足していれば求人広告を出すことになりますが、常に出し続けた状態では定着率の低い施設だと判断されやすくなります。

定着率の低い施設と判断されてしまうと、何か問題のある施設なのでは…と疑われてしまい、介護の仕事に興味があってもこの施設には応募しようと思わなくなる可能性もあります。

しかし求人募集をかけなければ人は採用できませんので、たとえば時期ごとに募集をかける媒体を変更するといったことも必要です。

一定期間はハローワークで、その後は地域の求人情報誌で募集を行い、インターネット上に公式サイトなど立ち上げているのならその中で募集してみるのもよいかもしれません。

そして実際にスタッフを雇用した後に、働きやすい職場だと感じてもらえる環境整備も必要といえます。