高齢化が進む日本でニーズが高まる福祉業界の現状と今後

介護福祉事業情報ラボ

高齢化が進む日本では、福祉業界の需要は高まり続けています。

しかし高齢者が増える中で、介護を必要とする方をサポートする人材が不足していることが問題となっているのが現状です。

福祉業界の仕事は激務で厳しいというイメージが強いですが、やりがいを感じられる職業であり、社会貢献したいという方にも注目されつつあります。

福祉業界の人手不足は現状のみ?

福祉業界は市場規模約7千500憶円、労働者は約5万1千人で平均年齢は約40歳です。
平均勤続年数は約5.9年とけっして長いとはいえず、多くが3年以内に辞めてしまうなど離職率の高さや定着率の悪さが現状として問題視されているといえるでしょう。

市場規模の割には労働者数が多いのに平均勤続年数が短いのでは、やはり介護職が肉体労働で体力を必要とし、スタッフだけでなく利用者とのコミュニケーションも必要など人間関係などに問題を抱えやすいからといえます。

労働負担が重くても、賃金が見合っていれば稼げる仕事と認識されるでしょうが、平均年収は440万円程度でそれほど高いわけではありません。

そしてこの平均年収はさまざまな福祉業界の企業の平均のため、大企業では賃金が高めであっても、中小などは賃金が安いという差があるのが現状といえます。

福祉業界で現状売上が高い企業は?

福祉業界で売上が高く、現状で大手と呼ばれている企業はニチイ学館・SOMPOホールディングス・ベネッセホールディングスなどです。

ニチイ学館は1996年から介護事業に参入しており、2007年に訪問介護大手コムスンから施設介護事業を継承しています。さらに2016年になると、訪問介護・デイサービスなど展開している小田急ライフアソシエ子会社化を実現し、2019年になると阪急バスの介護事業を譲り受けるなど規模を拡大させていることが特徴です。

SOMPOホールディングスが介護業界に参入したのは2012年で、2015年にはワタミの介護事業の買収を行いました。

さらに2016年になると有料ホーム大手のメッセージの子会社化、2018年になると傘下の介護事業4社の合併などを実現しています。

ベネッセホールディングスは介護事業3社を2003年に統合し、2012年になると介護付き有料老人ホームで有名だったボンセジュールを統合するなど、拠点数の多さと価格帯の広さが特徴の有料老人ホームを展開し続けています。

このように福祉業界は今後も成長し続け、市場規模も拡大されることが予想されます。

現状、常に人材不足で悩んでいる福祉・介護事業所などは、成長し続ける市場を支えることができる人材確保と育成が必要となり、実行できるかが今後の市場拡大のカギとなると考えられます。