福祉業界は将来性の高い市場なのに人手不足が深刻化

介護福祉事業情報ラボ

近年、少子高齢化により福祉業界は成長し続けているため、将来性の高さが期待されます。

福祉業界の市場規模は2025年に20兆円になるといった予想もあるほど、将来性は期待できるといえますが、その反面で人材不足に悩まされているのが福祉業界の特徴です。

成長し続けている将来性の高い業界であるのに、どのくらいの人材を確保して育成できるかがカギとなるなど、解決しなければならない色々な課題が残されています。

福祉業界の中でも介護を取り巻く環境は深刻

高齢化が進行していることで、介護の需要は今後さらに高まるといえます。

75歳以上の人口は2055年には全体の25%を超えるといわれているため、介護を必要とする人も増えるということです。

しかし日本の総人口は減少傾向にあり、2060年には約8千万人にまで減ってしまうといわれています。

介護を必要とする要介護者は増加するその一方で、介護現場で働く人手は不足することが予想されており、人材確保が急務となっています。

将来性は高いのに人手不足は深刻化

現在福祉業界は人材不足が深刻化しており、2035年には約79万人の介護人材が不足するといった推計もあるほどです。

すでに6割強の介護施設で、現場が人手不足の状態であることに悩みを抱えています。

人手が不足している原因はいろいろですが、夜勤など不規則な勤務時間や長時間労働になりやすいこと、労働に賃金が見合わないことなどが主に挙げられます。

介護職員の給料はは国による処遇改善などで見直しがされており、たとえば勤続10年を超える介護福祉士の給料を月8万円アップさせるといったことです。

さらに働き方改革により業務の見直しやペーパーレス化なども進んでいるため、現場の職員の負担も軽減されつつあるとはいえるものの、まだ人材不足の問題は解消されているとはいえません。

女性にとっても将来性が期待される業界

今後も介護職員の処遇は改善されていくことが期待されますが、それにより人手不足が解消されなければ、現場で働く職員一人ひとりの仕事量は減らないままです。

ただ、子育て中の女性でも介護施設などによっては両立させやすいことが特徴ですし、業務内容も食事や掃除など普段行っている家事を活かすことができます。

近年では色々な企業が介護分野に進出しており、今後はイメージががらりと変わる可能性もありますので、人材不足の問題も少しずつ解消されることが期待されます。

知識や資格を習得することでキャリアアップもしやすいため、女性が社会進出する上でも期待できる業界といえるでしょう。