中堅や中小企業の経営が抱えている悩みとは?

企業経営情報

中堅や中小企業の経営者は様々な悩みを抱えているでしょうが、誰かに相談したいと思っても誰に相談して良いかわからないというケースもあるようです。
まずは誰かに相談するよりも、今悩みの原因になっているものは何か、問題を洗い出すことから始めてみましょう。

中小企業の経営者が抱える悩み
中堅や中小企業の経営者が悩みを抱えている場合、その多くは次のような項目について悩んでいることが多いと言えます。

・資金繰りがうまくいかない
事業を継続するためには資金繰りが円滑であることが重要ですが、資金繰りがうまくいかないという悩みは多くの経営者が抱えている悩みです。

・どうすれば利益が向上できるかわからない
創業時からの経営手法が時代の流れによって合わなくなったなど、以前と同じやり方が通用しなくなったことで売上が低迷していることなどに悩みを抱えているケースもあります。

・人材の問題
人手不足や従業員の労使間トラブルなど、人を雇用することによって起こる問題について悩んでいるケースも多いようです。

資金繰りが厳しい状態が続くと?
資金繰りがスムーズではないと感じる場合には、売掛金を早く回収して買掛金の支払いを先延ばしにすることが必要です。同時に在庫を圧縮するという積み重ねから赤字を出さないという経営努力が必要です。
しかし資金繰りだけでは経営を抜本的に改善させることにはならないので、あくまでも一時的な改善と考え、新たなビジネスモデルの創出による売上向上を同時に考えて行くことが必要です。

利益が向上しない状態が続くと?
売上があがらなければ利益も出ませんので、赤字決算を繰り返しているという企業も存在します。決算が赤字でも資金繰りがショートしなければ倒産することはないでしょうが、赤字経営が一定ラインを超えれば事業としては破綻します。

・経営改善のためには?
上手く資金繰りを行いながらビジネスモデルを変革するといったことが必要です。粗利と固定費のバランスの見直し、コスト削減などに合わせ、今のビジネスモデルが時代に合うものかを検証していきます。
さらに借入金について銀行と交渉なども必要になるでしょう。

人事や労務に関する様々な悩みは?
人事や労務に関する問題は様々ですが、元社員との解雇についてのトラブルや、現社員との残業や有給休暇についてのトラブル、他にも労働基準監督署から是正勧告を受けたケースなど様々です。
法改正に対応できている就業規則や雇用契約書などを整備し、労務トラブルを防止するための管理職研修なども導入していくようにしましょう。

会社全体で問題解決に挑む
中堅や中小企業の経営者が抱えている悩みは様々ですが、事業発展や継続するための現在の状況改善について悩んでいることが多いようです。
まずは何が問題かを見つめ直し、そのための解決策を会社全体の問題として捉えながら検討していくようにしましょう。