ネットショップを開業するために必要なこととは?一般的な流れを紹介

企業経営情報

現在、インターネットの普及により、気軽にネットショップを開くことができるようになりました。

しかし準備を怠ったままで開業しても、利益を上げて運営を続けることは難しいといえます。

そこで、ネットショップを開業する上で知っておきたい最低限必要なことや、一般的な流れについて紹介していきます。

ネットショップ開業までの流れ

ネットショップ開業までの流れは主に次の5つです。

①インターネット利用を可能にする

②レンタルサーバー契約

③独自ドメインの取得

④サイトデザインの検討

⑤サイトで会計可能とするシステムの導入

それぞれの流れを説明します。

①インターネット利用を可能にする

ネットショップを開業するために、インターネットにパソコンを接続できるようにしましょう。

そのためにはインターネット接続事業者であるプロバイダーと契約することが必要です。

ネットショップをスタートさせるには、ネット上に必要なスペースを借りることが必要ですが、そのためにネット事業者と契約しサーバーをレンタルします。

プロバイダーがネットショップ開設に必要なスペースを提供してくれる場合もあるものの、この場合には商用目目的の利用が禁止されている場合や、クレジットカード情報など重要な情報を暗号化し送受信するSSLに対応していないケースも多いため、レンタルサーバーを利用したほうが安心です。

②レンタルサーバー契約

レンタルサーバーはインターネット上の土地といえる部分ですが、その種類は次の2つです。

・サーバー1つを丸ごと利用可能とする専用サーバー

・複数のユーザーで1つのサーバーを利用する共用サーバー

専用サーバーは自由度が高いメリットはあるものの、価格が高くメンテナンスも自らが行わなければなりません。

対する共用サーバーは、低価格で専用ツールを利用でき、サーバー管理も不要です。

ただし他の利用者の影響を受けることがデメリットといえるでしょう。

ネットショップ開業が初めての場合、低価格でサーバー管理を必要としない共用サーバーが使いやすいといえます。

③独自ドメインの取得

ドメインとはネットショップ開設のURLの一部で、実店舗でいえば住所に該当します。

共用サーバー全体で使用する場合は「ドメイン」、オリジナルのドメインは「独自ドメイン」といいます。

④サイトデザインの検討

実店舗の建物に該当する部分が揃った後は、建物内装に該当するネットショップのデザインを検討することが必要です。

デザインや商品の陳列のためには専用システムが必要となるため、レンタルサーバー上に商品を掲載したページを作成し、装飾していきましょう。

⑤サイトで会計可能とするシステムの導入

ネットショップで商品が購入されたとき、会計処理を可能とするためのシステム導入も不可欠です。

銀行振込やクレジットカードなど、指定された決済方法と配送処理が必要になります。

この際利用するとよいのが受注管理システムで、次のような機能が備わっています。

・受注

・入金処理

・商品出荷指示

他にも帳票や納品書・請求書を出力できる機能が搭載されている場合もあります。