長時間労働が引き起こす企業の深刻な労働問題点は3つある!

企業を取巻く危険

近年、長時間労働によって過労死をする人や、ストレスからうつ病を発症する人、自殺をする若者など企業の長時間労働による影響は社会的な問題となっています。長時間労働が引き起こす企業の問題点については主に、以下のような3つが挙げられます。

【長時間労働が体に与える影響】
長時間労働が問題視される背景には、病気へのリスクが最も大きいでしょう。長時間労働により睡眠時間が削られ、疲労が翌日にも残ったまま仕事を続けることで、ストレス過多になります。その影響で脳や心臓疾患リスクが倍増し、突然死のリスクを高めるのです。突然死は高齢者に多い病気と思われがちですが、実は働き盛りの年代に多く発症する大変危険な病気なのです。
また長時間労働のストレスから、飲酒や喫煙などが増えると更にリスクは高まります。

【長時間労働による企業の人件費の増加】
長時間労働が、多く行われることは企業にとってもそれだけ多くの残業代を支払う必要があるので、人件費が多くかかるというデメリットがあります。もし18時が定時の場合、22時まで残業をした従業員に対して企業は約25%を上乗せして給料を支払うことになります。
また、22時を過ぎた場合は深夜手当といい更に25%を上乗せすることになります。休日出勤をした従業員がいれば、35%上乗せすることが義務付けられています。このように、従業員が長時間労働や、休日出勤をした場合企業にもそれなりのコストがかかることを知っておきましょう。

【長時間労働によるプライベートな時間の削減】
当然、長時間労働が行われれば、従業員のプライベートな時間は削減されます。家族がいる場合は、家族との時間を奪われることになり、休日に自身の趣味に没頭する時間も奪われます。恋人がいる場合は、恋人と会う時間も少なくなりますし、両親や大切な友人との時間も無くなります。
このような、時間は人間にとって、大変貴重な時間で明日への活力になるのです。休日に家でのんびりする時間や、心を満たしてくれる充実した時間がある事で私達は心身ともにリフレッシュすることができ「また、明日からも頑張ろう」という気持ちになるのです。

【まとめ】
長時間労働は、従業員にとって心身ともに様々な問題が発生し、企業側にも決してよい影響はありません。その日の疲れを翌日まで持ち越すような働き方は改め、全ての従業員が生き生きと働ける職場環境であることが企業の生産性を高め、更なる成長を遂げる原点になるのではないでしょうか。