二代目経営者だからできるコトとは?

経営者のリスク

初代または創業者から二代目として会社を託された経営者。二代目経営者として、会社や事業の規模をより大きなものにしなくてはいけません。色々なプレッシャーがあるかもしれませんが、考え方や経営力次第で飛躍的に会社を急成長させることも可能です。二代目経営者としてどう考え、何をすべきか一緒に考えてみましょう。

■まわりの目を気にしない二代目へ

よくある話ですが二代目経営者となると、まわりから創業者と比較されるのは仕方のないことです。気にするなといっても気になってしまうかもしれませんが、二代目として託されたからにはやるべきことはしっかりとやりましょう。

しっかりとした結果や業績を残せば比較の目は信頼へとかわってきます。二代目としてやるべきことや心構えなどを持ち前向きな気持ちで経営者として取り組みましょう。

■よくある二代目の弱点を知る

二代目になった途端に会社の業績が落ちるパターンは多く、その一番の理由として初代創業者より資金繰りが弱い点があげられます。

創業者は0から始めて会社を大きなものとしてきましたので資金繰りの苦労というのは誰よりもわかっています。

二代目になると創業者がある程度の作ってくれた基盤の上での経営になるので、それほど資金繰りには困らない状態から経営をスタートします。ところが業績が下がり一時的にお金がない状況は必ず出てきます。

二代目はその点の資金繰りが弱く、銀行等からお金を借り入れ一時的にしのげますが、この繰り返しになるケースが続くと会社として致命的なダメージを負う可能性もあります。

資金繰り、そして業績が落ちた時の問題解決能力が二代目経営者の弱点だといえます。いかにその弱点を克服するか? それには経営に関する勉強をしっかりとやっておかなくてはいけません。

■二代目の役目とは?

従業員の目線になり、同じ作業をする二代目経営者もいます。現場作業を一緒にしていくと従業員との距離は密接にはなりますが、あくまでも経営者ですので経営をしなくては会社は潰れてしまいます。

二代目として役目、それは創業者ではおこなえなったことを、新しいプロジェクトとして立ち上げ新規の顧客を作ることです。

創業者が残してくれたものは色々と減ってゆくものです。資金も今までの顧客も減っていくものと考えておきましょう。それを補う為に、二代目として自分たちで新しい発想とアイディアで新規の顧客をどんどん勝ち取っていかなくは、会社の存続は困難になります。

■いずれは創業者を超える

創業者を超えることは、本人も創業者としても望んでいることです。自分の代ではできなかったことを二代目へと託しているわけですから。その為には弱点を知り克服し、新しい自社のサービスで新規顧客を獲得するのが一番の近道になるといえるでしょう。

二代目として会社で成功をおさめている著名人は沢山います。あなたはどちらの二代目経営者となるのでしょうか? 二代目として創業者を超えていきましょう。