経営者やリーダーが抱える孤独を解決

経営者のリスク

以前、賢者のメモの記事で経営者は孤独になりがちと紹介したと思います。会社以外のことでもリーダー(まとめ役)といわれる方は孤独の方が多いといえます。それはみんなを上手くまとめるために、求められる決断と責任が付きまとうのが理由の一つで、その理由が経営者やリーダーを追い込んでしまうからです。今回は経営者やリーダーが抱える孤独理由と解決法を考えて見ましょう。

■孤独感じる理由を分解しよう

◎相談しづらい
経営者やリーダーとなると責任が第一のプレッシャーとでてきます。例えば経営者が資金面で事業拡大などを考えた場合に、資金調達の相談を部下やまわりの人に相談をできない場合が多いです。

リーダーでも同じことがいえます。部下に弱みを見せられないプレッシャーから、なかなかまわりに相談できないと考えてしまう傾向になってしまいます。

こうしたプレッシャーから相談ができない状況が孤独要因の一つとなります。

◎まわりから気を使われる立場
これは当然の話ですが経営者やリーダーは立場上まわりから気を使われてしまうことが多いですよね?例えば会議や飲み会の席でも、顔色をうかがって自分としゃべっているの?
と思ってしまう傾向があります。

実際には部下はちゃんと意見も飲み会の席でも楽しんでいたとしても気を使われているという思い込みにより、本音をいってくれないと孤独を感じてしまうケースも多いです。

◎時と場合で叱る行動
やはりいわなくてはいけない時には、叱るという行動も必要になってきます。本当は叱るという行動は誰もしたくないですよね?しかし経営や業務の面で、その場面は必ずでてきます。

この叱るという行動は叱る側にも精神的に相当な負荷がかっしまいます。叱った部下が、不機嫌になるか、感謝するかにもよりますが経営者やリーダーとして叱るという行動も孤独になる理由の一つです。

■孤独を乗り越えるために

上記の要素が孤独要因としては多いです。それでは経営者やリーダーとして上手く乗り越える方法を考えて見ましょう。

◎まわりと同調する
経営者やリーダーの傾向として仕事が大好き、生きがいという点あげられます。
この楽しい、生きがいという気持ちはどんどん前へ突き進み、部下や社員もそうであってほしい、思ってほしい、そう思ってくれているはずだ!と押し付けにも似た傾向になってしまいますが、すべての人が仕事は楽しい、生きがいだ、とは思っていません。

一人一人の気持ちを理解することは根気のいる作業ですが後々に役立ってきますので、まずは部下や職員と一対一で5分、10分ぐらいの世間話からスタートしてお互いの共通の話題をみつけて同調し距離をつめてみましょう。

同調をすることで孤独が解消される場合がありますし、部下の目線での物事の考え方も身につくこともできます。