飲食業界はなぜ人手不足?その原因と解決に繋げる方法とは?

小売飲食業情報ラボ

現在、飲食業界の市場規模は増加傾向にあり、2020年開催となる東京オリンピックを目前に、更に盛り上がっていくことが期待されています。その反面で、深刻な人手不足に悩まされているなど、今後どのように人材を確保していけばよいのか頭を悩ませている経営者も少なくありません。

そこで、なぜ飲食業界は深刻な人手不足に陥っているのか、その原因を検証してみましょう。

盛り上がる飲食業界!それなのに人手が不足…

飲食業界はファストフード店やレストランなど、営業給食の市場7割を占めていますが、低価格化が進みコンビニやスーパーなど中食市場が拡大する中でも、おひとり様外食なども増えたことで利用者拡大や売上増加が見込める市場とされています。

今後はさらに2020年開催予定となっている東京オリンピックによって、日本を訪れる外国人観光客の急増し、飲食業界への需要がさらに高まることが予想できます。

しかし、拡大する市場の裏で、人手不足で必要な人材を募集しても集まらないと頭を抱える飲食店も少なくありません。

もともと飲食業界は、新卒や中途採用などで募集をかけても人が集まりにくい状態であり、人口減少などで今後はさらに労働力の奪い合いが激化し、飲食業界まで人手が回らなくなる可能性が考えられるでしょう。

人手不足は結果として売上減少に繋がりやすくなる

飲食店などの場合、店内で働くスタッフが少なければ人件費はかかりません。しかし、提供するサービスや内容の質が低下してしまうので、結果として売上減少に繋がりやすくなってしまうでしょう。

ただ、雇いたくても人手が集まらず、雇用してもすぐに辞めてしまうなど定着率も安定しにくい状態です。これは、飲食業界特有といえる労働環境と雇用形態が関係しているといえます。

体力が持たないと続かない

飲食店などの場合、勤務時間が長時間に及びやすい上に業務量が多いので、体力が持たないという理由で続かないこともあるようです。

主婦や学生の応募が多くなる

さらに正社員ではなく、アルバイトやパートでの雇用形態が多いため、基本的に募集をかけても応募してくるのは主婦や学生などが多くなります。

主婦や学生の場合、深夜まで働くことが難しいことも多く、時間帯によって人手が確保できなくなりやすい状況を作ってしまいがちです。

さらに学生の場合、大学などを卒業するのと同時に企業などに就職することになるため、長く働いてもらうことは難しくなります。

人手不足を解決するためには?

このような状況を変えるためには、雇用形態をアルバイトやパートだけでなく、正社員も含めて検討することが必要となるでしょう。

福利厚生が安定していれば、主婦や学生以外の応募も増えるはずです。また、業務内容によりますが、無理なく働ける範囲でシニア層などの採用も検討するとよいでしょう。