トラックが事故を起こした時に発生する損害は?

運送物流業情報ラボ

損害額が大きくなりがちなトラック事故

車同士の事故で起きる物損事故は、車の状況によって支払う損害賠償額も変わります。お互いの車の価値が低ければそれぞれが負担する額も低いですが、価値の高い車だった場合はその分負担も大きくなります。

トラックが衝突事故を起こした場合、例え自分にほとんど過失がなくても休車する状況になる場合や、運送しているものが高級品だった場合にはその損害額が発生する場合もあります。

過失割合によって負担する費用が変わる

動いている車同士の事故の場合は、どちらにも過失があるケースがほとんどです。乗用車とトレーラートラックとの接触事故が発生した場合を例にあげてみます。

例えば乗用車の過失割合90%、トレーラーの過失割合10%での接触事故が起きたとします。

この時乗用車は全損で修理代が200万円かかりました。トレーラーは修理費用が400万円、代車代が25万円、休車損害が300万円、積荷の損害が1,000万円かかったとします。

この場合のお互いの損害額は、乗用車の損害が全損200万円とトレーラーの代車代25万円の合計225万円で、トレーラーの損害は修理費400万円、休車損害300万円、積荷の損害1,000万円で合計1,700万円です。

双方の過失割合によりそれぞれ保険会社を通じて、乗用車は賠償額1,530万円、トレーラーは賠償額22万円を相手に支払います。

そして相手から受け取ることができない乗用車203万円、トレーラー170万円は自己が負担することになります。

損害額を最小限にするために

例えば今回のケースだと、乗用車側のトレーラーに対する代車手配がスムーズに行われることで休車損害は発生しないでしょう。また、トレーラー側が修理や積荷に対しての補償を持っておくことで自己負担分をカバーすることができます。

トラックを扱う仕事で心配なのは交通事故です。もしも大事故になった場合、積み荷部分の損害、代車、休車による損害などの賠償額が大きくなるでしょう。

大型トレーラーなどに積む荷物の場合、大きさや重さが大きいだけでなく、高価な材料や製品の場合など金額が大きい場合があります。

まとめ

トラックが交通事故を起こすと発生する損害は、修理などの費用だけでなく、休車した場合の損害や積荷の損害など様々です。負担する額も大きくなるケースがあるため、万が一の時への備えが大変重要になってきます。

仮に事故を起こした相手に100%過失があると認められれば、全額相手に補償してもらうことができます。しかし過失割合が双方に付けばその分減額されることになります。

トラックの事故は大きな賠償額になる場合も否定できません。業務用のトラックは業務運営上のリスクとしてリスクマネジメントを行う必要があります。