福利厚生が充実している会社は従業員にとって働きやすい職場であることは勿論ですが将来への不安が少なく長く安心して働ける職場であるとも言えるでしょう。
転職をする際の大きなポイントになりますので是非参考にしてみてください。
【福利厚生とは】
福利厚生制度とは一般に事業所が労働者やその家族の健康や生活の福祉を向上させるために行う諸施策を総称して言います。
福利厚生には法定福利費と法定外福利費があります。法定福利費は法律によって決められた福利厚生にかかる費用で社会保険料の事業者負担を指します。
法定外福利費とは、法律によって定められていない事業所が独自に行う福利厚生費を言います。
このように福利厚生は労働環境をよりよいものにする為にあり、事業所の働きやすさを左右するものです。
【福利厚生の例】
福利厚生の中の法定福利厚生は、健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料、児童手当拠出金、労働基準法に基づく災害補償の費用などがあります。
法定外福利厚生費は法律で認められていない企業が独自で行っているもので育児休業や、社宅や家賃補助制度、勤労感謝手当、時短勤務、バースデー休暇、企業の保養施設、慶弔手当、災害見舞金、資格取得、自己啓発の支援などがあります。
【企業のユニークな福利厚生】
企業によってはこれら以外にもユニーク福利厚生がいくつかありますので紹介しましょう。
例えば、月に1度女性が体調管理をする為に休日を取得する事ができるものや、不妊治療の為の妊活休暇、出産後一旦退職をすることができ最大6年以内の復職が可能であるものや、社内に巨大なキッチンがあり会社負担で好きな食材を購入し社員同士でランチを作る事ができるものもあります。
また入社4年が経過した社員に対し7日間のリフレッシュ休暇が取得できる制度や、無料でプロのマッサージを受ける事ができる制度があったりします。
【まとめ】
厚生労働省のまとめによると、常用労働者一人あたりの労働費用総額に福利厚生費が占める割合は平均で12%になっています。
さらに法定外福利厚生費の導入を見るとほとんどの企業で慶弔、災害見舞金について導入されている事がわかります。
これに次いで企業で導入されているのが健康診断への上積み、財形貯蓄制度などがあります。
このように福利厚生費には多種多様なものがあり被保険者の健康や生活を支えてくれるのは勿論ですが、家族の生活や健康を支えてくれるものも多くありますので従業員にとってはとても大切なものになります。
これを機会にぜひ自社の福利厚生費について確認しておきましょう。