中小企業の経営者には、様々な悩みがあります。中でも多くの経営者が悩むことは、やはり売上についての悩みでしょう。粗利益を継続的に確保するためにも、各企業にあった経営戦略が必要になります。経営者にありがちな問題点について見てみましょう。
【資金や財務ばかりに注目】
経営戦力で、多くの経営者が間違っている点として資金や財務ばかりに注目して結果的に倒産に追い込まれていたり、財務分析ばかりに注目しているためうまくいかないケースが多くあります。経営者は資金調達や、財務分析は経営戦略の1つでありますが、最優先事項ではない事を理解しておく必要があります。
お金があるほど経営者はそれに頼ることになります。しかし、資金が少ないほど様々なアイデアが浮かび、それをもとに事業が軌道にのるケースも多いのです。
【経営戦略が曖昧】
「経営戦略」という言葉は、元々軍事用語からきているため、その意味や定義が非常に曖昧で、誰も明確に定義付けができないということも問題点としてあります。定義付けが明確にできないということは、人によって受取方や定義が異なりこれを会社内で統一することは困難になります。
更に、経営戦略と経営戦術の意味や、方法を区別できず同じものになってしまっている人も非常に多いというリスクがあります。
【経営問題の対処法】
上記のような問題点から、経営戦略を学ぶ際に経営者が気を付ける点について見てみましょう。
まず、戦略と戦術の違いをはっきりとさせておくようにしましょう。初めから、経営についてあれこれと勉強するのではなく、一点集中でまずは一つの経営戦略について、勉強していくことが大切でしょう。大きな経営戦略が軸としてまず決まれば、経営がぶれたり、従業員が迷うことはなくなります。
そして、あまり触れる機会のない経営戦略を継続的に学んでいく事も大切になるでしょう。
【まとめ】
中小企業の経営者は、経営戦略について何度か触れる機会があると思います。経営者は経営戦略と経営戦術の違いをしっかりと区別しながら、経営戦略の意味を明確にしながら、実践を通じて学んでいくことが重要でしょう。
企業のトップに立つ者の経営戦略が明確になり、軸がしっかりとしていれば経営もぶれることがなく、従業員も右往左往することがなく働きやすい環境になるのではないでしょうか?経営者はぜひ、経営戦略について学び、自社の経営に活かしていきましょう。