雇われ社長のリスク計算メソッド

経営者のリスク

弊社のサイト(賢者のメモ)でも雇われ社長のリスクについて2016年6月の記事から頻繁にご紹介してまいりましたが、基本となるリスク定義は、経営するにあたり危険因子や不安要素を評価して除去や低減させることを目的としているもので、危険を未然に察知する手法であり事後的に行うものではありません。これらの事柄を念頭にリスク計算してみましょう。

■リスクを数値化し現状及び将来のリスクを可視化する

弊社のサイト(賢者のメモ)で過去掲載された雇われ社長として起こりうるリスクを今回まとめて点数を付けてみます。リスク点数の合計が高ければ高いほどリスクが高いと判断できます。

◎雇われ社長は雇用保険に加入できない(2016年12月の記事より)1点
◎後継者問題としての事業の再編成や教育そして財産移転(2017年1月の記事より)1点
◎売上の減少や経営悪化(2016年6月の記事より)1点
◎重要なデータの流失または紛失(2017年3月の記事より)1点
◎自社製品が原因となる事故(2016年6月の記事より)1点
◎企業イメージが低下する事態(2017年3月の記事より)1点
◎訴訟による損害(2017年3月の記事より)1点
◎企業の施設での事故(2017年1月の記事より)1点
◎労働災害(2017年1月の記事より)1点
◎経営権争いがおこるリスク(2018年3月の記事より)1点
◎突然解任されるリスク(2018年5月の記事より)1点
◎連帯保証人になり借金を背負うリスク(2018年4月の記事より)1点

■リスクの見積もり

今回のリスクアセスメントの目的は、経営に際し不安要素や危険因子を評価して除去や低減させることを目的としているものであり、これに従いリスクアセスメントを行う際には、まずリスクである危険因子や不安要素を理解し解読しなければ意義を持ちません。適切な表現方法ではありませんが、今回は特別にリスクの見積もりと個人的に定義させていただきます。

◎第壱段階=雇われ社長のリスクを特定してみる
◎第弐段階=雇われ社長のリスクを評価して見積もる
◎第参段階=除去もしくは低減できる雇われ社長のリスク優先指数を決める
◎第呬段階=雇われ社長のリスクを除去もしくは低減するための手段を実施してみる

■最終リスクマネジメントを展開してみる

上記リスクが出たところでリスクを評価する上で重要な概念は雇われ社長のリスクの発生頻度と重篤度で、全てに有効な対策があるのならば理想のリスク回避策が作りやすいのですが、限られた情報では限界もあります。そこでリスクの見積もりを行い回避策を構築することがカギになります。リスク回避の対策として我社、株式会社Monetをご活用いただき、より良い雇われ社長ライフをお送りください。