経営者とスポーツの関係といわれて、何のことだか疑問になる方も多くいるかもしれない。だが、経営とスポーツというのは密接な関係にあると断言する。優れた経営者は自らをベストな状態にする為にスポーツをして自己コントロールをするのである。今回は、経営者とスポーツの関係を見ていく。
■経営者のコンディションを最高にする為に
経営者であれば、強いこだわりがなければいけない。とくに常にベストなパフォーマンスを発揮する為に体力づくりは必須で、精神状態を良好にする為にも良い。
スポーツをすると身体が活性化して元気になることができる。常に精神状態が良好であれば、何か困難な問題が発生しても楽観的に物事を見ることができ、前向きに対応することが可能だ。
直面したときは大きな問題であっても、長期的に見ると些細なことであることも多くある。その人の身体の状態(精神状態)により、方向性・決断することも大きく変化する。
経営者は、自身のコンディションを良好にしていく為にも、スポーツを取り組み「最高のパフォーマンス・決断」をしていく必要がある。
極端にいえば、経営スキル=「筋肉量で決まる」といってもいい。健全な身体は、健全な精神をつくり健全な経営に繋がるというシンプルな考え方だ。
その為、経営者はスポーツに取り組みコンディションを整えることが重要である。
■経営者に向いているスポーツとは?
優れた経営者・リーダーに共通することは定期的に運動する=「スポーツする」ことだ。その中でもずば抜けて仕事ができる経営者は、熱中しているスポーツがある。
経営者におすすめできるスポーツは下記の2つである。
・マラソン
体力・足腰を鍛え上げるのに向いているスポーツはマラソンである。さらにマラソンは経営に通じることがあり、目標達成する為にあらゆる努力をしていくことが必要になる。一歩一歩小さな目標を達成していくことで、必ず目的地にたどり着くことができることを学べる。
良好な体力づくりをしてシンプルな経営思考ができ、その場その場の決断で目的地までの方向性が大きく変化することを理解できるはずだ。
・トライアスロン
トライアスロンは、3競技(自転車・水泳・長距離走)でタイムを競い合うスポーツだ。それぞれ性格の異なるスポーツを組み合わせている為、精一杯種目に没頭する一方で次に向けて体力を温存し、次の展開を考えていかなければいけない。
これは、経営戦略を描いていく思考と似ており、その場だけの対応をしてはいけないことを学ぶことができる。
どんなスポーツをしていても目的地があるもので、自己コントロールが必要で、ゴールにたどり着くまでに自身がやるべきこと(体力づくりなど)を明確に管理していかなければいけないものである。
自分自身を信頼していく為にもスポーツを通じて、自分の身体(内面)と向き合い、自分自身に語りかけていくことで、一時的な感情に支配されない思考になることができる。
心と身体のバランスのとれた経営者にスポーツは必須である。