会社経営における投資とは?種類やメリット・ポイントを解説

経営者のリスク

会社経営において投資とは、企業価値を高めて成長するための活動といえます。

一般的な投資とは、たとえば株式投資などをイメージする方が多いといえますが、会社経営における投資は意味合いが異なります。

そこで、会社経営における投資について、種類やメリット、ポイントを解説します。

 

会社経営における投資とは

会社経営における投資とは、経営資源を投じてリターンを得ることです。

基本的な経営資源として、以下が挙げられます。

・ヒト(人的資源)…会社で働く社員の能力・スキルなどの人的資源

・モノ(物的資源)…会社の設備・技術・土地(立地)などの物的資源

・カネ(財務資源)…会社の金銭的な財務資源

・時間…会社の従業員や経営者自身の時間

他にも情報・組織・戦略なども経営資源に含むケースもあります。

上記の経営資源を投じて利益を得ることを繰り返すことが「経営」といえるでしょう。

 

会社経営で行う投資の種類

会社経営で投資をする理由は、企業価値を高め、成長を推進するためです。

資金を投じる方法として、以下の種類が挙げられます。

・出資…投資家などが将来的な利益を見込み、会社の株式などと引き換えに資金を援助する投資方法

・融資…会社にお金を貸し付ける投資方法

・投資会社による投資…リターンを求めながら事業会社に投資を行いIPOや他者への売却を目的とした投資方法

 

会社経営で投資するメリット

会社経営における投資のメリットとして、以下が挙げられます。

・投資で得た資金は返済義務や利息の支払いがない

・投資で得た資金は企業の成長に使える

・事業に失敗しても返済による資金繰り悪化リスクを負わない

ただし、資本力に乏しい中小企業は、投資戦略を誤れば倒産危機に陥る恐れがあります。

投資戦略を誤らないためにも、キャッシュフロー重視の投資戦略の展開が有効といえます。

 

会社経営における投資のポイント

会社経営における投資のポイントは、投じた資源に相応の利益(リターン)を得られているかが重要といえます。

投じた資源に対して得るリターンが少ない場合は、投資に失敗したと判断されます。

経営者が投資をするときは、経営資源を投じる前に、投資が成功と判断できる利益(リターン)の目標値を決めておきましょう。

投資の成功と失敗を判断し、失敗した場合にはその原因を考察することも大切です。

単に資源を投じることが投資ではなく、投じた資源に見合う利益(リターン)を得ることが重要であると認識しておきましょう。