会社役員におけるジョブとは、職務内容のことです。
一般的な従業員が担当する業務とは異なり、会社の将来や存続に関する最終責任を負う仕事や役割を担います。
実際に担う職務は多岐に渡るものの、経営を中心に行っていきます。
そこで、役員の主要ジョブについて、職務内容の種類や遂行において求められる資質を解説します。
役員の主要なジョブ
会社役員は、株主から委託された経営資源を活用し、企業価値向上と成長の持続を実現するための役割を担います。
そのための主要なジョブは、大きく以下の4つに集約されるといえるでしょう。
・経営戦略の意思決定
・業務執行の監督
・リスクの特定・管理
・ステークホルダーとの関係構築
経営戦略の意思決定
会社役員の重要なジョブとして、会社の進むべき道筋を描くことが挙げられます。
たとえば、市場動向の把握や競合他社の状況の確認、自社の強みと弱みの分析で、長期による経営戦略や事業計画の策定を行います。
取締役会などを通じて、事業の開始または撤退、投資判断や組織再編などの意思を決定しましょう。
業務執行の監督
会社役員は、現場で適切に決定した戦略が実行されているのか監督も行います。
代表取締役などの執行役員は、日々の業務を適切に運営しているか確認し、不正などがないか監視します。
社外取締役や監査役などは監督や監査が主なジョブであり、コーポレートガバナンスにおいて重要な役割を担うといえます。
リスクの特定・管理
会社役員は、企業活動におけるリスクの特定や管理も行います。
財務リスク・法務リスク・オペレーションリスクなどを事前に特定し、最小限に抑える体制の構築なども含みます。
ステークホルダーとの関係構築
会社役員は、株主・従業員・取引先・地域社会などのステークホルダーと向き合うことが必要です。
株主総会では、経営報告やIR活動を通じた情報開示を行います。
従業員との対話や取引先との透明性の高い取引、各方面への説明責任などが求められます。
役員のジョブ遂行において求められる資質
役員がジョブを遂行するためには、特定部門の専門知識以外に、財務・会計・人事・法務などの幅広い知識が必要といえます。
ビジネス権限を持っていれば、当然、責任も極めて大きくなります。
日常の業務から将来の戦略策定まで職務範囲は広いといえますが、組織を通じた社会価値提供の成果と責任を背負う使命として、職務に携わりましょう。


