起業して成功するまでには様々なことが必要になります。会社の運営がスムーズに進むことが一番ですが、中小企業などは特に多くの会社が倒産している状況です。なぜ倒産してしまうのか、失敗した理由や原因をある程度把握しておくことで成功する可能性に繋げることができます。
倒産する要因となるものは?
会社が倒産に至るまでには、色々な要因が重なっている場合があります。次のようなことに該当する部分はないか、確認してみましょう。
・経営者が能力を過信していることや高慢な性格であること
・社員教育システムが構築できていない
・事業目的、目標、計画性が立てられていない
・情報不足により環境変化に対応できない
・同族経営による弊害がある
・決断力、実行力がしている
・ワンマン経営である
・計数管理の不足
倒産理由は内部にある?
倒産する理由は社内で起こる内部要因ばかりで、外部要因はひとつもありません。外部要因としてあげられるものには、円ドル為替相場、原油価格、マクロ景気、大災害、政府規制等があげられますが上記の要因にあがってこないのは自社に内在する内部要因が倒産の原因になっていると考えられます。アメリカの場合は企業倒産の約4割は外部要因に起因しており、内部要因は残りの約6割という調査結果があるのに対して、日本の場合は倒産の要因は社長に起因することが多いということです。社長の傲慢や怠慢、勉強と努力の不足、自律心と自制心不足などが倒産社長の総意と言えるでしょう。
方向性が不明確
方向性が見えてないことで環境変化に対応ができないという点があります。事業目的や目標が明確になっておらず、計画性が欠如していれば環境変化に対応することができません。技術開発は遅れ新商品の開発も当然できない状況になるでしょう。全て企業の方向性が定まっていないことで起こるため、環境変化に対する対応能力が十分だったといえるでしょう。
倒産する社長の共通10項目
企業は従業員からは腐っていくのではありません。魚は頭から腐るように全てはトップ次第と言えます。倒産する社長にはいくつかの共通点がありますので、次の項目にあてはまるものはないか確認してみましょう。
・他人に責任をなすりつける
・自分中心の考え方
・面倒なこと、苦手なことは避けて通る
・謝罪、相談、縮小など真の勇気を持っていない
・有言不実行
・頼まれたら断ることができない
・還元することを知らない
・反省心がない
・時間管理ができない
・ドンブリ勘定など金銭感覚が欠如している
倒産するのには理由は内部にある
倒産する原因としては世の中の景気や人材不足もあるでしょうが、やはり企業のトップにも理由があることを理解しましょう。経営が上手くいかない場合には、まずは社長が今の状況で良いのかを反省を踏まえて検討していく必要があります。