会社の経営者の中には、正しい税知識を身につけて積極的な経営を目指したいと考える方もいることでしょう。
そのような経営者を支援しているのが法人会という全国組織です。
税のオピニオンリーダーとして貢献するため、研修会や地域振興、ボランティアなど地域密着型の活動を積極的に行っています。
そこで、健全経営を目指す会社経営者を支援する法人会とはどのような組織なのか、主な活動内容について紹介していきます。
法人会とは
「法人会」とは、健全な経営を目指す納税者の団体です。
約80万社の会員企業を抱え、41都道県に440の会を擁する団体へと発展しました。
日本各地の中小企業や個人事業主を対象とした非営利団体組織であり、納税者団体・雇用者団体としての側面も持っています。
税務署の管轄地域ごとに地域法人会として存在する団体で、この地方の法人会を束ねる公益財団法人全国法人会総連合もあります。
民間の税務協力団体であり、税の啓蒙活動などを通じて企業発展と地域社会に貢献することを目的とした活動を行っています。
法人会の仕事内容
法人会の仕事内容として、
・各種研修会
・会報
・セミナー
などを通じた知識や情報の提供が挙げられます。
会社の健全経営に欠かせない税の知識についても、税務署や税理士と協力しながら研修会や説明会を実施しています。
法人会に加入するメリット
企業が法人会に加入するメリットとして、次の6つが挙げられます。
・正しい税務知識と経営ノウハウを得ることができる
・後継者育成に役立たせることができる
・女性が活躍できる場を広げることができる
・各種福利厚生制度や貸倒保証制度を利用できる
・いろいろな業界の人と出会うことができる
・経営者の声を国などにアピールできる
法人会は企業発展の支援に向けて、様々な事業を展開しています。
その事業に参加することで、正しい税務知識や経営知識を身につけることが可能となるでしょう。
入会することで多くの業界の経営者と出会うこともでき、新たなビジネスチャンスをつかむことにもつながるでしょう。
税務署からの評価も高まる
税務署の法人会について、健全な納税者の団体という認識をしているため、会員の適正な申告や納税の実績に関しても高く評価しています。
そもそも法人会は申告納税制度推進に貢献している団体であり、会員の指導や税普及にも力を入れているため、税務署からの評価も上がるといえるでしょう。