金欠病とは、金銭がない状態のため、困ることを病気にたとえた言葉です。
お金がなければ生活はできず、生きていけません。
ある程度はお金があれば購入できるため、お金がなければ何もできないともいえます。
そのため、金欠病は、目先のお金がないことで精神的な負担を一層強めてしまうため注意が必要です。
そこで、金欠病について、役員が悩む資金繰り悪化の理由や脱却方法を簡単に紹介します。
役員が金欠病で悩む理由
役員が金欠病で悩む理由として、以下が挙げられます。
・手元の資金が乏しいため、将来に対する不安や焦りがある
・毎日お金のことばかりを考えてしまうため、やりたいこともできず何も手につかない
・資金繰りに忙しいため、人付き合いがうまくいかない
・誰にも悩みを相談できないため、孤独であると感じてしまう
役員の金欠病における悩みは、会社の資金繰り悪化による資金ショートリスクが高いため、今後どうすればよいかわからず頭を抱えるケースが多いといえます。
資金ショートとは
資金ショートとは、手元の現預金がなくなり、固定費の支払いや借入金返済などができなくなることです。
赤字経営や債務超過などの場合でも、手元にお金があれば会社は倒産しません。
しかし、資金不足でショートすると、信用を失い会社は倒産します。
仮に黒字経営でも手元にお金がなければ資金ショートするケースもあるため、現預金の流出入は常に確認しておくことが必要です。
資金繰りが悪化する理由
資金繰りとは、営業活動に必要な現金や預金などの収入と、毎月の固定費や仕入れ代金などの支出を管理し、不足しないように調整することが必要です。
日々の収支のバランスを管理し、不測の事態や黒字倒産を防ぎましょう。
会社の成長を持続させ、安定した経営を実現する上で欠かせません。
適切に資金繰りを管理していたつもりでも、悪化してしまう理由は、収入減少と支出増加により収支のバランスが崩れることが関係します。
赤字継続や売上下落、または急増による売掛金増加で回収が遅れてしまった場合などは、買掛金等の支払いに充てるお金がなくなるからです。
黒字経営でも、過剰な在庫を抱えている場合やコストが高騰しているケースでは、現金不足による黒字倒産リスクが高くなります。
金欠病からの脱却方法
金欠病からの脱却するためには、資金繰り表を作成して資金の流れを把握しましょう。
売掛金はできるだけ早く回収し、買掛金はできる限り遅く支払うことで、資金繰りは改善します。
滞留在庫を減らし、経費削減や利益増加を図るなど、収益力強化も必要です。


