個人情報保護法で定められている個人情報の定義とは?

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何かにつけて個人情報という言葉を耳にする機会が多くなりましたが、個人情報の定義をきちんと理解している人は、そう多くいないでしょう。
それでは、個人情報の定義、個人情報とは、具体的にはどこまでが含まれるのかを見ていきたいと思います。

【個人情報の定義】

個人情報保護法で、個人情報の定義について下記のように記載されています。

個人情報とは、生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日、その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(ほかの情報と容易に照合する事ができ、それにより特定の個人を識別することができることになるものを含む)
をいう。

少し難しいので、簡単に言うと、個人情報とは、生存する個人に関する情報の中で、特定の個人を識別できるもの。という事になります。

【具体的な例】

個人情報の具体的な例を挙げると、氏名、生年月日、住所、電話番号、特定の個人とわかるメールアドレス、写真、インターネットや、電話帳などに公開されている個人に関する情報、身体、肩書、職業、氏名と関連のある情報などがあります。

氏名と関連のある情報というのは、最近では、どこにでもポイントカードがあり、お客さんは商品を購入する時に、それを使用してレジを通します。すると、お店側のレジにはいつ、誰が、何を購入したのかがわかるようになっています。
これは、特定の個人を識別できるものにあたりますので、個人情報になります。
しかし、もしポイントカードや、クレジットカードを利用せずに購入した場合は、特定の個人を認識する事はできませんので、個人情報にはなりません。

【とても危険な個人情報】

インターネットは不特定多数の人が閲覧する為、住所や生年月日、氏名などを公開することはとても危険です。現代では、SNSや、フェイスブック利用者も増加しており、これらも個人が特定されやすくなるため、自分の情報をたやすく載せるのは、とても危険な事だと言えます。
特にこのような、情報からストーカー被害にあう人や、見知らぬ人から突然、連絡がきてとても怖い思いをしたという被害は大変多いのです。
自らを守るためにも、このような個人を特定できる情報をインターネット上に、むやみに掲載する事はやめましょう。一度公開された情報は削除をしても、コピーにより拡散していく為、それをネット上から完全に削除する事は不可能です。

【まとめ】

色々な犯罪や、危険性がある為、個人情報をむやみに、インターネットや、SNSなどに載せるのはやめましょう。また、ネットバンキングなどを利用する場合にも、セキュリティー対策をきちんと行い、暗証番号を設定したり、ログインの際に他人にはわかりにくい番号、英数字などを組み合わせるなどのセキュリティー対策をしっかりと行うように心がけましょう。