お酒=「身体に悪い」というイメージがある方も少なくない。実際に、高血圧や高血糖、肝臓や腎臓の疾病の予防策・改善の為にアルコールを摂取しないように言われるものである。だが、お酒を飲む機会はどうしてもある為、せめて一緒に食べるつまみで健康維持につなげる工夫をしていきたい。今回は、お酒のつまみで健康になれるものを紹介する。
■お酒は悪者ではない
アルコールを飲み過ぎると肝臓や腎臓に悪く、さらに糖尿病になるリスクもあると言われている。だが、1日にロング缶のビール1本(または中ジョッキ)程度を飲むのであれば、疾病になるほどの量ではないと言われている。
お酒を飲み過ぎない目安を知っていれば「お酒は悪者ではない」と言えるのではないだろうか。例えば、ビール500mlで計算すると、カロリーは50kcalで糖質量はご飯1膳の1/4ほどと低めなのである。
アルコール度数の高いお酒を飲むときは、揚げ物や白米などをおつまみから外せば、これらの数値を調整することができる。
お酒と言えばプリン体を気にする方も多くいるのだが、サカナやレバーなどの食べ物の方がプリン体を多く含んでいる。
その為、痛風予防をするのであればアルコールの中でもプリン体が多いと言われているビールと一緒に、サカナやレバーの組み合わせは避け調整した方がいい。
■手軽に買えるおつまみで健康に
お酒のつまみで健康が決まる(メタボが決まる)と言ってもいいほど、食べ合わせは大切なものである。特にアルコールを多く摂取する人は、揚げ物や炭水化物に手を出してしまう為注意が必要だ。
お酒を適量に飲んでもつまみで脂質や糖質、プリン体の多いものを摂取してしまっては脂肪肝や高血圧のリスクを生み出してしまうのである。
健康を考えるのであれば、コンビニなどでも手軽に買えるつまみを活用するといい。
・豆類
豆類は、高タンパクで低カロリーなので量を気にせずに食することができる。タンパク質は、アルコールで傷んだ内蔵の細胞を修復すると言われている為、補うのがいい。
・野菜類
例えば、野菜の浅漬け、キムチ、キュウリ、サラダ類、ミニトマトなどを摂取するといい。身体の疲れや老廃物を排出するカリウムなど、活力を補うビタミンやミネラル類が多くある。
・海藻類
海藻類は食物繊維が豊富である為、低カロリーである。もずく酢などの酢も血糖値のコントロールに役立つ。
・ナッツ類
ナッツ類は、食べ過ぎるとカロリーが高くなるが少量でも腹持ちがよく、ビタミンEが豊富で体内の粘膜を健康に保つ効果がある。
お酒を飲む機会が多い方であるほど、健康にいいつまみを探して食べ合わせを考えていくのがいいのである。