ゴルフのスイング時には遠心力を利用せよ！遠心力が重要な理由

ゴルフのスイング時には遠心力が重要だとよく言われますがそれはどうしてでしょうか？また遠心力を利用したスイングをするにはどのような事に気を付ければよいのでしょうか？遠心力について詳しく見てみましょう。

【遠心力の重要性】

遠心力とは円運動を行っている物体が円の中央外向きに飛び出す力を言い中心から遠ざかる力の事を言います。遠心力の大きさは回転する物体の重さと回転する半径、速度に比例し大きければ、大きいほど遠心力も大きくなります。ゴルフにおいてはクラブヘッドの重さは一定ですので回転の半径と速度が大きいほど遠心力が大きくなります。またこれはクラブヘッドの回転エネルギーにも同じことが言え、このの大きさが大きくなるほど回転エネルギーも大きくなります。これらが大きくなるほど飛距離はアップする為ゴルフには遠心力が大事だと言われるのでしょう。

【遠心力をうまく利用できない原因】

遠心力をうまく利用できない人にはそれなりの理由があります。それはまず回転半径が小さくなるスイングをしていたり、回転速度が遅い事などが原因として挙げられます。人間の体を見ると回転の半径が最も大きくなるのは背骨を中心にした回転をする場合です。背骨以外を回転軸にしてスイングすると当然回転半径は小さくなり、遠心力も小さくなり飛距離も伸びません。背骨以外を回転軸にする場合多いのは手首だけのスイングや、腕だけを使ったスイングがよく見られます。また軸がぶれダウンスイングになっている場合も遠心力をうまく利用する事はできないでしょう。

【遠心力を利用するには】

ゴルフをしている人なら誰でも遠心力を利用して飛距離をあげたいと思うでしょう。では、どのようにすればいいのか具体的に見ていきましょう。まずアドレスの状態から前傾をほどき直立します。直立のままテークバックの位置まで体をねじります。直立した状態のままでフォロースルーまでクラブを水平に振ります。この時に決して腕で振ろうとせず背骨を回転させることを意識して振る事が大事です。初めはうまくできなくても何度も練習をしていくうちに体が覚えていきうまくできるようになります。クラブが引っ張られるような感じがあれば遠心力をうまく利用できています。振り子を思い出しながら遠心力を利用したスイングを心掛けできるようになったら、少しずつ前傾を点けながらスイングをしてみましょう。