経営者にとって多くの場合、会社の存続を維持できるか、社員との関わりでストレスに感じることも多いのはないでしょうか。しかし、経営者にとってストレスは必ずしも悪いことではありません。ここでは、ストレスと上手な付き合い方と、ストレス解消法をまとめてみましたので、一緒に見ていきましょう。
ストレスと上手な付き合い方
人は人を裏切るが、努力は絶対に人を裏切らない!というように、努力した人が最後まで勝ち残っている傾向にあります。一度、成功体験を味わったからといって、仕事をおろそかにして飲みに行ったり、遊びに行ったりするのはダメな経営者で、それ以上の成功は見込めません。
社員が仕事で失敗ばかりや中途半端な仕事をさせていると、小さなストレスが溜まってやがて大きな塊になってダメになっていくような事をしないために、成功体験を積ませることは大切です。そのために努力は必要なのです。
一方で、会社に行きたくない、社員に会いたくない、そういう状況に陥る経営者もたくさんいることは確かです。経営状況が悪化すると、会社にいきたくないものです。せめて上司がいれば上司のせいにできて楽になるにと、愚痴をこぼしたくもなります。
ここで、とにかく「社員が全て悪い」という考え方を用いて、精神を守る経営者も割といますが、社員との関係を良いものにするためにも、このような考え方だけはしたくないものです。
会社の目的は利益を生み出すことです。円満な人間関係や楽しく気晴らしをするところではありません。つまり、会社としては上手く回っていればいいという割り切った考えを早期に身に付けるといいでしょう。そのため、必ずしも人間関係が良好でなくても、会社の存続に比べれば、大それたことではないはずです。
例えば、こういう経営者もいます。昼は趣味、夜はお酒、高い車に乗って社交三昧、会社でやる仕事は低確率で誰かを称賛するか、また高い確率で誰かを罵倒するか、そんな経営者は社員から良く思われません。
経営者が嫌われようが、それで会社がまとまるのならそれがベストといった状況も生まれますが、「良い人」「社員に愛される経営者」が良い経営者とは言えません。経営者は良くも悪くも、効果的に会社に利益をもたらしていれば、それで良く「会社に出勤しない」ことですら、肯定されるのです。そのため、会社に出たくない気持ちがある経営者は、「会社に出ない」こともストレス軽減の1つになるでしょう。
経営者は孤独といいますが、本当にその通りです。ルール違反、仕事をさぼって給料をもらうような社員。経営者の指示を無視したり、急に退職届を出して明日から出勤しなくなる社員。態度の悪い社員など、そういった社員を経営者が解決しなければならないのです。
そのような時は、気軽に相談できる知人の経営者がいるのであれば、相談することをおすすめします。悩みを少しでも聞いてもらうことや、反対に実際の経験を聞かせてもらうことで、心が落ち着き、ストレスが緩和することもあるでしょう。
ストレス解消方法
経営者も一般人と同じような悩みがあるので、以下のストレス解消法を参考に実戦すると良いでしょう。
・気分転換に散歩や軽いジョギングをする
・頑張ったご褒美に美味しい物を食べたり、甘いものをいつもより多く食べる
・体を休めるためにたくさん寝る
・ゆっくり湯船に浸かってリラックス
・どこかへ出掛ける(場所を変える・旅行に行くなど)
・なにかを見る(テレビ、映画、ドラマ、アニメ、お笑いなど)
・カラオケで声を出す(歌う)と心も満足するでしょう
・音楽を聴く
・趣味をする
・瞑想をする(目をつぶって呼吸だけに意識することで頭がスッキリする)
・掃除整理をする(メモ書きをしたり、音楽を聴きながら掃除をする)
・泣く(映画、ドラマ、本など)
まとめ
このように経営者には様々な悩みがつきものですが、ストレスとの上手な付き合い方や考え方の方向性を変えることは、ストレスの緩和につながるのではないでしょうか。