独立して起業したばかりの時、事業の立ち上げ時などは、まだノウハウも不足している状況のため、色々なことが障壁になることもあるでしょう。
会社員の時には組織で動いていたはずですが、起業すれば自分の責任で全て推し進めていく必要が出てきます。初めて行う手続きなどがあれば不明な点が出てくることもあるでしょうし、反対にやらなくて良いことまで行ったり、予測が甘く無駄な費用が発生したりと、後悔する場面も出てくるかもしれません。
このような問題を回避するためには、ビジネスパートナーの存在が重要になってきます。
経営をしていく上でビジネスパートナーは重要？
成功者に共通して言えることは、自分が得意な事と不得意な事の見極めと自覚ができていることです。自分ができない分野に時間を取られることなく、ビジネスパートナーに頼ることを考えます。
ビジネス展開には色々な分野の知識や技術、経験が必要です。営業能力が高く顧客を獲得できたとしても、仕入れのルートや販売ルートを見つけておく必要がありますし、他にも税務や会計、人事、労務、広告やマーケティング、資金調達など様々な分野の知識やノウハウも必要とします。
しかしこれらすべての知識や技術を習得し、そのために自らが動くには無理があります。それよりは、自分はできるところに集中して、任せられる部分は誰かに任せた方がビジネスを加速させることにも繋がるでしょう。
ビジネスパートナーの見つけ方は？
しかしビジネスパートナーといっても、どこで見つければ良いのか、どうやって探せば良いのかで悩むこともあるでしょう。
それぞれの分野に詳しい人と、どのように関われば良いのかなど、基本的にビジネスパートナーを見つけるには次の方法があります。
・会社員時代に人脈を広げ、知り合いになっておく
・気心知れた人に紹介してもらう
・webサイトなどで専門分野の専門家やコンサルタントなどを見つける
パートナーにどのように事業に関わってもらうのか
ビジネスパートナーが見つかったら、経営においてどのような形で事業に関わってもらえば良いのかも考えておきましょう。
例えば役員や株主などとして迎えるのか、メンターや顧問として迎え支援や指導を受けるのか、また、ジョイントベンチャーを組んで複数の組織が共同で事業を進めていくのかなど、方法は様々です。
信頼できるパートナーの獲得を
しかしいずれにしても、技術や能力以前に、人として信頼できるか、窮地に立たされた時に常に同じ方向を向いて一緒に考えてくれるかどうかで判断しましょう。
確かに金銭面や技術力は大切ですが、一面的に判断すると後で失敗してしまう可能性が高くなります。事業を成功させるためにも、良いビジネスパートナーを選ぶようにしましょう。
