代理店賠償責任保険を考える。

経営者の保険

代理店賠償責任という言葉を聞いた事がありますか?代理店を持ち構えている方は、ご存知の方はいるでしょう。しかし、これから代理店を構えるという方にとっては初めて耳にするのではないでしょうか?そこで今回は「代理店賠償責任保険を考える。」というお題で一緒に見ていきましょう。

■そもそも代理店賠償責任保険とは?

「代理店賠償責任」とは「代理店賠償責任保険」の事をいい、多くの保険会社が加入している専門業賠償責任保険です。

■加入しないといけないのはなぜ?

代理店が何らかのミスにより起きてしまったトラブルにより、契約者に対し、損害を加え与えてしまった場合、その責任を負わなければなりません。もちろん全ての損害補償を自己資金で解決できるのであれば必要ないかもしれませんが、現実問題としてそのような状況にはなりませんから、リスク管理の一つとして加入する必要があるというわけです。

■どんな補償があるの?

代理店損害賠償責任保険制度という商品を扱っている会社にもよると思いますが、下記のような補償などがあるのではないのでしょうか。以下に例を挙げます。

・代理店賠償責任保険金
・受託財物保険金
・施設賠償保険金
・争訟費用保険金
・個人情報の漏えい見舞金費用に対する保険金

特に近年注目を浴びているのが、個人情報保護法施行以降、たびたび大きな問題となり世間を騒がせている、個人情報の漏えいへの対応です。

■被保険者の範囲

次に代理店賠償責任保険の被保険者の範囲はどこまでになるでしょうか? 範囲は下記の通りです。

・保険加入者(会員)であること
・保険加入者役員(退職者含む)であること
・保険加入者の従業員(退職した従業員を含み、派遣社員・出向受入社員 等)であること

基本的には保険に加入している事業にかかわる関係者全てが対象となると考えていいですが、だからといって安心してはいけません。あくまでも保険は万が一でも発生する可能性のあるリスクへの備えであり、あくまでも損害を出さないよう努めることが基本といえるでしょう。

■まとめ

代理店賠償責任保険というのは、代理店を運営する上でとても大切な保険になってきます。
個人情報はもちろんですが、商品である「保険」についても、損害を与えると高額な賠償を求められたりします。そうなると、とんでもない事態になりかねませんよね。そうならない為にも、しっかりと代理店損害賠償責任保険というものに加入して、安全の上で営みたいものです。