近年高齢化している?気になる経営者の平均年齢とは

経営者の保険

多くの中小企業では後継者不足に悩み、迅速な事業承継が行われずに経営者の年齢は上昇傾向にあります。
近年の経営者の平均年齢をみてみましょう。経営者の高齢化は、自主的な休廃業、解散にも繋がり2016年には過去最高を記録している点にも注目すべきでしょう。

 

【経営者の平均年齢】
社長の年齢が上位になっている県を見てみると、東北や四国などの人口減少が高い地域が目立ちます。人口の減少とともに、地方の地域経済の活性化が進まない課題も見てとれます。
全国的な経営者の平均年齢をみてみると、2011年には60歳だった平均年齢は、2012年には60.24歳に、2013年には60.43歳、2014年に60.62歳、2015年に60.89歳、2016年にはついに61.19歳になっています。
このように、年々上昇している経営者の年齢ですが、年齢の分布はどのようになっているのでしょうか?

 

【経営者の年齢分布】
2016年の経営者の年齢分布を見てみると、60代の構成比が33.99%と最も多く、70代以上の分布は2011年19.38%でしたが、2016年には24.12%にまで上昇しました。
70代以上の増加が目立つ経営者の年齢分布は、現在の後継者不足、経営者の高齢化などの深刻な課題があります。
対して、30代以下の若年層は2015年に3.77%だったのが2016年には3.46%にまで落ち込みました。

 

【都道府県別ランキング】
都道府県別では、30の都道府県が経営者の全国平均の61.19%を上回りました。都道府県別で見ると、社長の平均年齢が最も高いのは高知県の63.2歳で、次いで岩手県の63.02歳、となっています。
一方2015年では、平均年齢が60歳を下回ったのは、愛知県59.94歳、沖縄県59.85歳、広島県59.74歳、滋賀県、59.71歳、大阪府となっています。しかし、2016年に平均年齢が60歳を下回った都道府県は大阪府のみで59.92歳でした。

 

【高齢化が進みながらも事業承継が進まない理由】
このように、経営者の平均年齢は60歳を超え、高齢化が進んでいますが依然として事業承継が進まないのは何故でしょうか?
これには主に、下記のような理由があります。
・経営者自身に高齢だという感覚がない
・事業承継に関する知識・準備不足
・国内における事業承継目的のM&Aがまだまだ十分ではない
などの理由が挙げられます。

 

【まとめ】
経営者の全国的な平均年齢は、年々上昇傾向にあります。これにはさまざま背景が考えられますが、まずは経営者自身の意識を変えることが第一歩だと言えるでしょう。
60歳と言えば、まだまだ健康で元気な方が多いですが、後継者探しや、後継者の育成、納税資金の準備などは時間が掛かるため、早くからの事業承継対策が必要です。