企業における大きなリスク賠償責任については保険で備えよう

経営者の保険

企業の役員などにおける大きなリスクに対して、「会社役員賠償責任保険」というものがあります。
これは、会社を経営する上で発生する様々なリスクに対して補償する事を目的としています。概要や特徴についてみてみましょう。

【会社役員賠償責任保険とは】
会社役員賠償責任保険は、会社の幹部である役員に対して株主代表訴訟などの訴訟が発生した場合に訴訟費用や、敗訴となった場合の損害賠償金を補填する為の保険です。
平成5年の改正以来、役員に関する訴訟件数は年々増加しています。
賠償責任保険は、このような様々なリスクを背負っている役員をポートする事を目的としたもので、役員が会社の経営により専念できるように作られました。
保険は掛け捨てタイプになりますが、保険料は事業の規模、会社の状況、財務状況などによって変わってきます。

【加入するメリット】
賠償責任保険に加入するメリットは以下のようなものがあります。

・役員の個人財産を守る
訴訟によって敗訴した場合、役員は損害賠償金を自身の財産から支払う事になります。
このような、役員が負う財産的リスクに対し、補償してくれるというメリットがあります。

・退任後も補償
役員を退任した後も、損害賠償請求をされるケースがあります。このようなリスクに対して、役員であるかないかは別に保険契約が継続している限り役員の賠償責任に対する補償をしてくれます。

・役員の相続人にも適用
損害賠償請求をされ、判決前に役員が亡くなった場合は、相続人が訴訟に係る費用や、賠償金などの負の財産も相続する事になります。
役員死亡後でも、保険契約が継続していれば、これらの相続人の負担をカバーしてくれます。

・訴訟費用の確保
賠償責任保険に加入していれば、訴訟を起こされた場合に必要になる弁護士費用などの訴訟費用を前もって受け取る事ができ、自身の財産から支払う必要がありません。

【賠償責任保険の注意点】
賠償責任保険に加入しているからと言って、どのような場合でも保険金が支払われるわけではありませんので気を付けましょう。
例えば、被保険者が私的な利益などを得た事に起因する場合や、犯罪行為に起因する場合、法令に違反する行為に起因した場合などには保険金は支払われません。

【まとめ】
会社の規模に関わらず、どのような会社でも役員として働く場合にはリスクは付き物です。
第3者から、突然に賠償請求をされるケースも珍しくありませんので現在役員の方は勿論、今後役員に就任する方は早めに賠償責任保険へ加入する事をお勧めします。