経営戦略とはどういうことを言う?戦略と戦術との大きな違いは

経営者のリスク

しっかりとした戦略があり、それが戦術として機能している会社は企業としても大きく成長をしていくのです。また戦術も勿論大切ですが、戦術を最大限生かせるような戦略も大切なのです。
経営戦略と戦術はよく似ていますが、それぞれの違いを詳しくみてみましょう。

 

【経営戦略とは】
戦略とは、英語でWhat(目的)を意味します。まず、何をすれば自社の売上があがるのか、何をすれば儲かるのかを考えることから始まります。企業が進むべき、方向性や、経営者の考え方を明確にすることが大切です。将来の進むべき方向性や、シナリオを描き他者との差別化を図ることで成長していくのです。
戦略とは、すなわち企業が進むべき道を決め、どの分野に先行投資をして、競争優位を確立させるのかを決めることだと言えるでしょう。
戦略がない会社では、日々の作業だけに集中するようになり、新しい取り組みなどを受け入れる体質がありません。変化がない、ということはすなわち成長もないということに繋がるのです。

 

【経営戦術とは】
戦術とは、英語でHow  to(手段)を指します。今までの既存のやり方を大きく変えず、現状の延長線上で方法を改善することを意味します。
戦略が決まったら、戦術を工夫して効率的な進め方を実現することで売り上げや、企業の成長が望めるようになります。
しかし、いくら戦略が明確でしっかりとしたものであっても、それを活かす方法や、やり方が既存のままであったり、業務の効率化を図らない場合は大きな効果は得られません。

 

【ビジネスにおける戦略と戦術】
戦略と、戦術がしっかりとしている会社と、これらについて曖昧な企業ではどのような差が出てくるのでしょうか?
今世界レベルで、競争の激化が加速しており戦略的な企業は勝ち残ることができますが、戦略や、戦術ができていない企業は勝ち残れません。
また、今まで多くの経営者は戦略と戦術の違いがはっきりと理解できず、戦略と思っていたことが戦術だったり誤解したまま事業を行っていました。
これを機会に戦術と戦略の違いをはっきりとさせ、自社にあった戦略を立てることから始めましょう。

 

【まとめ】
企業は、時々立ち止まって戦略や戦術について考えてみることも大切です。その、大きな機会になるのが、経営戦略策定や、月次決算、中間決済などです。
そして、戦術を最大限に活かすために戦略を策定し、ビジネスモデルを明確にしていくことが大切となるでしょう。