素晴らしい企業もたくさんありますが、良いとはいい難い企業も同じぐらいの数あるのも事実だ。そのような企業の経営者はブログで、あることないこと発言している。今回は、経営者のブログを考察し「騙されてはいけないブログ」を紹介していく。
■外部のせいにする経営者のブログ
注文が取れない=「不景気のせい」という方式を使う経営者がいる。だが、同じ業界でも、成功を勝ち取っている企業は数多くあるものだ。
経営が傾きかけているのは、その企業に問題があるのが一般的なのだが、その原因を外部のせいにする経営者のブログに騙されてはいけない。
■他者(他社)に口を挟む経営者のブログ
例えば、業界の企業戦略の話しをしている際に途中で口を挟んで会議をダメにする経営者がいる。その際にいう言葉は、「業界のことは分かっている」「企業戦略も知っている」などの他者を受け入れない態度が多い。
以上のような経営者は、高額セミナーなどに積極的に参加する者が多くいるように感じる。実践型ではなく、知識を優先にする典型的な「頭でっかち」ではないだろうか。
そのような経営者のブログは、評論家のような話しを展開し、感心することもあるのだが、自社で実行できていない場合が多くある。
■実力を持った人間を雇わない経営者のブログ
成長できる会社は、社長以上の実力(プロの人材)を持っている者が多数存在するところだ。さまざまな優秀な人材を採用し、自社の強みに変えていく発想がなければいけない。
だが、実力を持った人間を雇わない謎の経営者も存在する。それぞれ役割分担をし、生産性を高めていく=「成長をしていく」ことが大切なのだが、そのことを何とも思っていない経営者は全てを自分でできるとブログで言い張る。このような経営者のブログは信用してはいけない。
■管理職が多すぎる経営者のブログ
例えば、名ばかりの管理職が多数存在し、管理職の数で自社をアピールするような会社がある。このような傾向のある会社は、誰が上の立場であるのか明確に分からないことが多くある。
結果、実力がないのに下の者(実力のある下の者)に指示を出し、仕事の方向性を誤ることがよく起こる。このような管理職が多いことをアピールしている経営者のブログに騙されてはいけない。
■忙しいを多用する経営者のブログ
仕事の割り振りができない経営者は忙しくならざるを得ない。自分しかできないという被害者意識で物事をみる為、いつもピリピリしている。そのような会社は視野が狭くなっていく傾向にある。
余裕がない=忙しいを多用したブログを書いている経営者は、自分自身の仕事のコントロールができていないことをアピールしているといえる。自分のコントロールもできないのであるから、他人の仕事をコントロールすることはできないといえるだろう。