経営には基本原則がある。経営の基本原則とは違うやり方をすることは失敗に繋がるリスクが高く、失敗を避ける為には基本原則に則った経営を実践するべきだ。今回は、経営の基本原則について見ていく。
■経営の本質とは?
経営の基本原則は、経営の本質を理解していなければ見えてこない。
・社会貢献
・人材育成
・家業維持
経営者にとって考え方がそれぞれ違うが、根本的なことを考えると根っこは1つしかないことに気づく。経営とは「営みを継続する」ことである。仕事とは何であるのか根っこを探して土を掘っていくと、最後に残るものはこれしかない。
当然であるが、会社の営みが止まると「社会貢献」「人材育成」「家業維持」全ての活動が消えてなくなる。営みを継続することが会社経営の本質といえる。
モノゴトを継続していくということは容易いことではない。物心ついてから1つのことを継続してきた人は限りなく少ないはずである。その為、経営をするということは簡単なことではないということだ。
■経営の基本原則 ~全ての社員が幸せになる為に~
経営の本質「営みを継続する」を理解できていれば、経営の基本原則「お金を増やし続ける」ということが分かる。会社を経営するにはお金が必要で、極論をいえばお金があればあるだけ経営は継続していくことができる。
会社のお金増やす為、あるいはお金をキープする為の条件は2つある。
・黒字経営(収入よりも支出が少ない状態)=極論をいえば「1円以上儲かる」もの
・利益拡大
資金繰りがキチンとしていて、収入よりも支出が下回っていれば、会社が倒産することはなく「一定を継続する」ことはできる。
確かに、一定で満足するという考え方もあるが、将来の成長志向がなければ経済環境や取引先の経営環境の影響を受けやすい状態になる。
つまり、経営者が成長することを避けることは、会社が衰退していくリスクが高まることを意味するのだ。
もし収入よりも支出が上回ると黒字経営の破綻だ。赤字経営になってしまえば、お金が減りどんどん事業が衰退していくことになる。
100年超えの経営を継続していく為には、黒字経営を継続させるだけではダメだ。利益拡大を考えていかねばいけないのである。
会社の経営は、繰り返し経営判断をしていくことでしか形づくられない。その為、経営者の業績責任は非常に重要なものとなる。
少し脱線するが、経営者にとって経営=「人生」といってもいい。経営が順調にいけば経営者の人生も発展していく。
つまり、会社経営を継続・発展なくして経営者の幸せはないのである。経営者・全ての社員が幸せになる為にも、経営の基本原則に則り会社経営を心掛けていくことが大切なのだ。