日本にある大手企業や中小企業、または近所にある小さなお店まで、どの仕事にも事業を営む「経営者」は存在します。「経営者」としての役割とは? どのような能力が必要なのか、一緒に考えてみましょう。
仕事上の立場・役割
近年のグローバル化にともない、世界展開する日本企業の活躍が多く見受けられます。この活躍は、経営者の手腕と働く従業員や職員の努力があってこその発展だといえるでしょう。
「経営者」としての的確な判断、物事の見極め、市場の動向など、常に先の展開を予想し行動しなければ、今の社会では生き抜いていけません。そのため、「経営者」としてのプレッシャーは想像している以上のものがあるはずです。
これが大手企業になればなるほど、そこに携わる社員や顧客、取引先、株主、他関係各位が増えるため、多くの人や会社に甚大な影響を与えてしまいます。常にプレッシャーや責任はつきまといますが、「経営者」はこのプレッシャーや責任と向き合いあっていくしかありません。
経営者の3つの力
「経営者」に必要になる3つの力を磨き研ぎ澄ますことで、余裕が出てくるかもしません。下記にて見ていきましょう。
〇判断力
判断力の基準は一つではなく、複数あります。その都度その条件にあったベストな選択が必要となってきます。
・直感で判断する
・損得で判断する
・過去の経験から判断する
・数字で判断する
など様々で、仕事にあった判断力を研ぎ澄ましていくことが大切になってきます。
〇数字を見る力
経営者は数字が解らなければ経営をできないと言われています。通常は一か月ごとの数字の動きをみることで経営のバランスを察知し、経営困難に陥った際の改善策などを考えることが必要とされます。
普段から数字をいろいろな角度から分析すると、コミュニケーションをとる際にも数字を取り入れることができます。それによって、会話に数字を取り入れるは、曖昧な表現をさけ誤解やミスを防ぎます。共通の認識を正しく持つためにも数字に詳しくなることは重要です。
〇統率力
事業を進めていく際、社員の考え方がバラバラになってしまえば、会社の力は分散されてしまいます。そのため、全員の力を同じ方向へ向け結合させることはとても重要です。「統率力」とは目標や目的を達成するために、組織のメンバーを率いてまとめる力をいいます。その「統率力」が経営者には必要なのです。
事業の目的や意義を掲げることで、何のために仕事をしているのかを分かってもらうことを何度も伝えることです。それによって、
「統率力」とは経営者にとって必要な能力や資質の1つです。
まとめ
「経営者」とは、常にプレッシャーと責任が付きまとう立場にありますが、仕事やプロジェクトを達成した喜びを共に働いてくれた職員や仲間と分かち合うことも仕事の魅力の一つです。起業することはとても難しく、簡単にはプラスの利益を得ることはできないとされています。それでも維持するためにどうにかする方法を考え、責任を負い、事業を支えていくことが経営者の役割となっているのでしょう。