会社を経営していく上で、輝ける未来に対する希望だけでなく、多くの経営者は不安を抱えています。むしろ希望よりも不安のほうが大きいという経営者もいるのではないかと思いますが、どのようなことに不安を抱えているのでしょう。
多くの経営者が抱える不安
経営者は会社をこのまま継続できるのか、そのために社員は自分についてきてくれるのだろうかという不安は常にあるでしょう。
社員についても、雇用の際には能力のある人なのか、そして先々活躍してくれる人に育ってくれるのか、という面でも不安を抱えています。
さらには売上は現状のままなのか、今よりも下降してしまわないかも不安でしょうし、運転資金についても不安があると思います。
希望は確かなもの？
会社を経営するにあたって「希望」という部分の姿は明確になりません。目標はあっても実際に将来希望が叶うのか、そこまでの道順が明確になることはないでしょう。
目標も、このくらいまで売り上げを上げたいということや、その売り上げを継続させていきたいということや、将来は支店を持ちたいというように、漠然としていることがほとんどです。
どのように具体化する？
実際に目標や希望に向かって、どのような領域で事業していくのか、人材はどのくらいどのような人がいて、どのような経営展開をするのか、そして最終的な希望や目標は何なのかを具体的に描いていくことで、実現のために何に取り組むのかがわかってくるでしょう。
不安を解消したいなら
本気で今頭の中で描いている希望や将来の会社の姿を叶えたいなら、まずその希望や目標を明確化しましょう。
不安になるのはどうなるのかというこの先の姿が明確にならないからで、それによって実現できるのかどうかどのように行動していけばいいかがわかっていないからだと言えます。
新しい不安も解消しやすくなる
希望の中身が明確になれば、抱える不安も具体的な内容に変わりますのでその不安にも対処しやすくなります。
確かに希望や目標が明確になって進む過程が見えてきたとしても、その中で新たな不安が生まれることもあるでしょう。しかし内容が具体化されていれば、解消しやすくなります。
不安に対処できるようになれば、1つ1つ悩みを解決していくことができるでしょう。希望に向かう過程の中で不安が解消されていけば、目標を達成するまでの道筋が見えてくると言えます。
抱えている不安を解消するには
会社を経営していきながら将来どのような形にしていきたいかという希望の部分は、ぼやっとしたものではなくある程度具体化して考えましょう。
そして実現するための行動を考え、それに対するリスク、リスクが発生した時の対処法などを1つ1つ考えて行きます。
想定できる範囲で対処法を考えておけば、いざという時に慌てることはありません。
