社用車とは、企業や個人事業主が業務で使用するために所有・管理している車両です。
購入により所有している車両以外にも、リース契約やレンタカーで利用する車両も含まれます。
会社経営で使用する社用車は、法人名義の車両であり、営業活動における顧客訪問・荷物配送・役員送迎などで使用します。
私的な利用は認められず、事業における業務で使うことが原則であり、管理規則に則り運用されます。
そこで、社用車について、社有車や商用車との違いを簡単に紹介します。
社用車とは
社用車とは、企業・団体などの法人が業務利用する車です。
営業・施設間移動・資材運搬などの業務において、幅広く活用されています。
社用車は、企業や法人が購入した車だけでなく、リース調達した車両も含まれるため、所有形態は問いません。
社有車との違い
社有車とは、車検証上の所有者が法人の車両です。
一方、社用車は、所有形態に関わらず、業務に利用する車両を指すため、リースで使用する場合でも該当します。
商用車との違い
商用車とは、ビジネス利用を目的とした車両です。
荷物の運搬で使用するトラックや、人の輸送で使うタクシーやバスなども商用車といえます。
また、消防車やクレーン車、ミキサー車など、特定用途向けに開発・生産した特殊車両も含みます。
営業車との違い
営業車とは、法人や個人事業者が、営業活動で使う車両です。
取引先訪問・商品配送・ルート巡回などで使用する車両であり、基本的には白ナンバーの乗用車で営業担当者が外回りで使うセダンやステーションワゴン、コンパクトカーなどが該当します。
また、緑ナンバーの車を指す場合もあるため、違いを理解しておきましょう。
緑ナンバーと呼ばれる営業ナンバーは、事業用自動車に割り当てるナンバープレートです。
「他人の求めに応じて貨物または旅客を輸送する自動車」が事業用自動車であり、人やモノを有償で運ぶタクシー・バス・トラックなどが該当します。
事業用自動車以外は自家用自動車に該当するため、営業担当者が外回りで使用する車両は、一般家庭で使用されている自動車と同じ自家用自動車となります。
なお、事業用自動車は緑地に白文字（軽自動車は黒地に黄色文字）であるのに対し、自家用自動車のナンバープレートは白地に緑文字（軽自動車は黄色地に黒文字）で表示されます。
文脈によって白ナンバーの営業車を指す場合もあれば、緑ナンバーの事業用車両を示すこともあるため、注意してください。
