【スピード経営と言われ久しいが・・・】
「経営にスピード感は必須」「経営者にはスピードのある即断即決が求められる」そんな言葉を耳にする読者の方も多いのではないでしょうか。では具体的にどのようにすればスピード感のある意思決定が効果的にできるようになるのでしょうか。
以下ポイントとなる2つの点についてまとめてみました。
①PDCAサイクルを短縮化させる
プロジェクトなどを進めていくとき「Plan」→「Do]→「Check」→「Act」の順で行うと、うまくいくとされています。つまり計画を立て行動を起こし、でた結果を評価、行動を改善していくという流れです。
スピード感があり効果的な意思決定を行うためには、このPDCAのサイクルを短縮することが有効だと言われています。
例えば、一年の決算が一回しかなく、そこに向けての計画も一回きりしか立てないとした場合、一年間にできるPDCAは一回きりです。この場合、経営状況のデータなども一回分しか取れないため一年の途中で計画に滞りなどが発生した場合どうしても対応が後手後手になりスピード感が失われてしまいます。
そこで一年の決算を4回にすることで、つまりPDCAのサイクルを短縮することで経営上の問題をスピード感をもって把握し、対策を立てたり、経営戦略の精度を高めたりすることが可能になります。
②経営データを重視する
断片的な情報や思い込みは経営をする上で害悪になることがあります。経営の方法をデータや数値を使って視覚化することで情報の共有、認識がスピード感をもって擦り合わせしやすくなります。
組織全体の「見える化」によって、思わぬ勘違いや見落としも少なくすることが可能です。
そのためにはやはりデータという動かしがたい事実を中心に据えて物事を考えてみることです。そうすることで意思の決定、決断のスピードが格段に速くなります。
【まとめ】
いかがでしたか?経営者にとってスピード感は命とも言えます。なぜなら経営のリスクを最小限に減らす、もしくはなくしていくためにはスピードのある決断が求められるからです。そのためにはPDCAのサイクルを短くし、経営データを「見える化」することです。そうすることによってより意思決定や組織の行動が素早くなります。是非参考にして下さい。