こんな事があったら取引先の経営は危ない!リストラの前兆

企業を取巻く危険

倒産やリストラは経営者や従業員にとって避けたい事ですが業績の悪化は個人の努力ではどうにもできない事です。私たちができる事はその前兆を少しでも早く知りリスクに対して早急に対処する事です。経営者は自分の会社だけではなく取引先が危険な状態でないかも常に確認しておく事が必要です。

【リストラの前兆】

取引先で以下のような事が見られたら倒産やリストラの前兆ですので注意しましょう。中小企業の場合業績の善し悪しは経営者の顔色に表れます。業績が悪化し、資金繰りが困難になると経営者自ら金策に走り、銀行、同業者、親戚、知人など資金を借りられそうな人を探します。このような事が続くと当然ストレスが溜まりイライラしたり怒りっぽくなったりします。また会社の経理部長が常に不在だったり、営業部長などの管理職の退職が相次ぐようになると経営が悪化している可能性があります。管理職だけでなく社員の退職も見逃せません。特に将来を嘱望されたエース級の優秀な社員が退職した場合は経営難が予想されます。優秀な人材は常に先を見据え行動しており、会社の業績悪化にも敏感に察知して迅速に行動を起こします。また売り上げ数字がわからなくても、倉庫の在庫を見れば経営状況を知る事ができます。在庫が増えていれば商品の売れ行きが悪化している事が考えられ売り上げの回収ができなければ運転資金が枯渇してしまいます。

【経営難からの脱却】

それでは経営が悪化した企業はどのような事を行えば経営難から脱却できるのでしょうか?赤字からの脱却には「コスト構造の改革」や「事業の再構築」が必要になります。コスト構造の改革とは物を1個売った時の儲けを増やす、少ない儲けでも赤字にならないようにする事を意識します。もしもこれらを行っても採算が合わなければ違う事業を検討しなくてはいけません。このような事を実践したり、環境の大きな好転がない限り赤字経営からの脱却は難しく、経営者の勇気ある決断と本気で取り組む姿勢が試される時でもあります。

【まとめ】

リストラや企業の倒産の前兆は必ずあります。前兆に気が付いたら早急に対応をしなくてはいけません。ここでどのような行動をとるかで企業が後に受ける影響やダメージが全く変わってくるからです。その為にはリストラや倒産の前兆を知りよく理解する事が大事です。これらを理解し経営者が勇気ある決断と行動をすることで赤字経営からの脱却も可能になります。