保険に加入する時には医療保険でも生命保険でも査定があります。この査定を通らなければ保険に加入する事ができません。保険に加入する事ができない人とはどのような人なのでしょうか?
【保険会社にとってリスクが高い】
保険会社にとって高リスクの人は保険へ加入するのが難しくなります。ここで言う高リスクとは保険会社が保険金を支払わなくてはいけないリスクです。これは保険の仕組みからもわかるように保険会社は多くの加入者から集めた保険金を病気や治療を行う特定の人に支払う事で成り立っています。これを保険の相互扶助と言います。もし保険金を支払う人が多くなると加入者から集めた保険金だけでは成り立たなくなってしまう為保険の契約自体存続できなくなります。
【こんな人は要注意】
高リスクに該当するのは以下のような人です。
・病歴や現在持病を抱えている場合
病歴のある人や持病がある人など健康上問題がある人は査定が厳しくなります。
・高血圧や糖尿病患者
これらの病気で薬を服用している人も今後深刻な病気を発症する可能性が高いため保険に加入する事ができないケースも多いのです。
・妊娠
妊娠は病気ではありませんが人体に大きな影響があり最悪のケースでは死に至る事もありますので保険会社の査定は厳しくなります。
・体型
BMI数値が基準値以上の人やメタボと診断された人なども将来病気を発症するリスクが高い為保険会社からは懸念されるでしょう。ちなみにBMI25以上は肥満、30以上になると保険会社にとって高リスクになります。
・危険な職業
職業柄危険にさらされる機会の多い人は査定も厳しくなります。例えば消防士、スタントマン、レーサー、ダイバーなどです。またこの査定は保険の契約時だけでなく保険の変更や保険給付金、死亡保険金支払い等においても行われます。
【保険に加入できなかった人は】
これらの理由によって保険に加入する事ができなかった人はどうすればよいのでしょうか?もし真実を告げずに保険に加入して後にばれた場合は告知義務違反とみなされ保険金が支払われないケースもありますのでこれは絶対に辞めましょう。上記のような理由で保険に加入できなかった場合は他の保険会社にも問い合わせをしてみたり保険会社に相談して部位不担保などで加入する事ができないか確認してみましょう。これは保険の査定は各保険会社で少しずつ違う為1社で断られても他の保険会社では加入できるという事もあるからです。「部位不担保」とは過去に胃がんになって完治はしているがそれが原因で保険に加入できない時、胃がんが再発して亡くなっても保険金は支払われません。このように胃だけを保障の対象から外す事で保険に加入できる場合もあります。