税金の種類にはどのようなものがあるの?税の仕組みを知ろう

経済

税金と一言で言っても様々な種類に分類されます。国に収めるものを国税、地方に収めるものを地方税と言い地方税には県税と市町村税があります。私達が納めている税金の種類について詳しくみていきましょう。             (2015年5月施工)

【税金の種類と分類】

税金はどこに収めるかまた収め方(税を納める人と負担する人が同じ場合直接税、異なる場合間接税)によって分類されます。国に収めるものを国税と言いその中で直接税は所得税、法人税、相続税、贈与税などです。国税のうち間接税は消費税、酒税、たばこ税などをいいます。地方に収める税金を地方税と言い、道府県税と市町村税があります。道府県税のうち直接税は道府県民税、事業税、自動車税をいい市町村税は市町村民税、固定資産税、軽自動車税を指します。道府県民税の間接税は地方消費税、道府県たばこ税を言い市町村税の間接税は市町村たばこ税、入湯税を言います。このように私達の生活には様々な税が関わっているのです。

【消費税、地方消費税】

商品の販売やサービスの提供に対してかかる税金の事を言います。納税するのは製造業者やサービスの提供者ですが負担するのは消費者になります。消費税は消費一般に公平に負担を求める関節税で商品を消費したり、サービスの提供を受ける際に消費者が負担をして事業者が納税する仕組みになっています。事業者は消費者から受け取った税金を商品の買い入れ時に消費税のとの差額分を支払う事になります。

【所得税と法人税】

個人の所得に対してかかる税金で直接税に分類されます。所得が多くなるほど税率は高くなります。会社員で会社から給料をもらっている人は給料から天引きをされています。自営業など自分で経営をしている人は1年間の所得を計算しその金額に応じた所得税を確定申告時に税務署に申告するようになります。法人税は、法人(会社)の所得に対して支払う税金で直接税に分類されます。決算期が終わって税務署に確定申告をして納税する仕組みになっています。

【まとめ】

私達の生活をよりよいものにしてくれ、安心で安全な生活を送る為に税金は様々なところで使われているのです。例えば病気で病院へ行ったとき、介護が必要になった時、生活を支えてくれる上下水道の整備、道路設備の整備、学校で勉強をするために必要な器具や教科書など私達の生活はみなさんが収めている税金によって支えられているのです。税金の使い道を知る事でより税が身近に感じられるようになったのではないでしょうか?