突然心筋梗塞が起こる時の症状は?何かの前兆はあるの?

健康

心筋梗塞は命に関わる怖い病気で1分1秒の処置の遅れが命取りになるとも言われます。これはいつ誰に起こってもおかしくない病気ですのでぜひ前兆や症状について知っておく必要があります。

【心筋梗塞が起こる時の症状】

心筋梗塞が起こった時の症状は下記のようなものがあります。

・焼け火鉢を胸に突き刺されたような激しい胸の痛み

・鉄の爪で心臓を引き裂かれるような痛み

・胸を上から強い力で押しつぶされたような痛み

こうした激しい痛みがあった場合はかなり高い確率で心筋梗塞が疑われます。このような症状がある事を知っておくと家族や周りの人の突然の事態にも迅速に対応ができると思いますのでぜひ覚えておきましょう。

【心筋梗塞の前兆】

心筋梗塞の前兆は胸の痛み、呼吸困難、吐き気、嘔吐、左手小指の痛み、肩や背中の痛み、冷や汗などが挙げられます。これらの前兆が慢性的にある場合は要注意です。中でも胸の痛みは多くの人に現れる前兆ですので少し詳しくみてみましょう。心筋梗塞の胸の痛みの特徴は一点ではなく広範囲に及ぶのが特徴です。痛みはチクチクというよりも圧迫された感じの痛みが強いです。痛みは数分間続いた後は何もなかったかのように治まるので心配ないと放っておく人もいますが病気の早期発見の為にもこのような前兆がある時点で一度医療機関を受診するようにしましょう。更に前兆として不安定狭心症があります。不安定狭心症になった場合2週間以内に心筋梗塞を発症する可能性がとても高くなります。不安定狭心症の症状は下記のようなものがあります。

・運動時にも安静時にも狭心症が起こる

・安静時に突然5分以上の狭心症が起こる

・症状の持続時間がだんだんと長くなる

これらが不安定狭心症の症状になりますので気を付けましょう。

【生死を分ける数分間】

心筋梗塞を発症し倒れてから処置を受けるまでの時間が生死を分けるのです。もしも身近な人が心筋梗塞で倒れたら1分でも早く救急措置をすることが重要です。またAEDは公共施設や駅などには設置されていますので迷わず使いましょう。心臓が停止して1分につき生存率は10%ずつ下がり5分経過すると50%になりますので、心筋梗塞を起こした場合は1分1秒でも早い蘇生が必要になります。

【まとめ】

心筋梗塞は早期に発見できればほぼ100%治療で治す事ができます。ですから定期検査を受ける事や必要に応じて人間ドッグを受診する事が病気の早期発見には重要です。食事面で気を付ける事は血液を詰まらせない為に血液サラサラ効果のある玉ねぎを1日半分~1個食べるようにすると血管が若返りするのでお勧めです。