産業や業種によっては、海外との取引が頻繁に行われることもあり、現地に社員が海外出張することもあるといえます。
経営者自身が現地に向かうこともあれば、担当社員が海外へ出向くこともあるでしょうが、どのような産業や業種でも海外出張があるわけではありません。
そこで、海外出張の多い仕事や職種や、その際に求められる能力について解説していきます。
海外出張の多い仕事や職種
海外出張の多い仕事や職種として、次の3つが挙げられます。
総合商社・貿易会社
メーカー
公務員
それぞれ説明していきます。
総合商社・貿易会社
総合商社や貿易会社などは、海外と商取引があるため海外出張が発生しやすいでしょう。
自動車・インテリア・雑貨・食品などのメーカーや工場と打ち合わせをすることや、視察やイベントなどでも海外出張が多く見られます。
メーカー
メーカーの営業・エンジニア・広報・マーケティング担当なども、海外出張が多いといえます。
国外に支店や営業所がある場合を含め、商取引、イベントやカンファレンスへの参加などでも海外に出向くことになります。
また、新規で海外拠点を設けるときにも、現地視察などで海外出張が発生します。
公務員
公務員などは、姉妹都市などとの交流や、政策事例や成果の確認で海外出張により現地で視察することもあります。
海外出張の多い仕事で求められる能力
海外出張の多い仕事では、語学力はもちろんのこと、次のビジネススキルを求められるでしょう。
・判断力
・コミュニケーション能力
・体力
それぞれどのようなビジネススキルか説明していきます。
判断力
海外では、自らで判断し行動しなければならない場面が多いため、とっさの判断力なども必要です。
特に日本ほど様々なことが明確に決められていないことも多く、予定などがたびたび狂うこともあります。
その上で、スケジュールを遂行できるようにする判断力が必要となるでしょう。
コミュニケーション能力
言葉の壁は語学力を身につければ超えられても、日本と異なる文化・マナー・背景などは超えることができません。
それらも踏まえた上で相手を理解し、主張を伝えることのできるコミュニケーションが必要になります。
体力
海外出張の際、長時間のフライトなどの後は時差ボケなどに悩まされがちです。
長期の出張であれば、荷物の量も増えて移動もスムーズではないでしょう。
また、食文化が異なるため、普段では食べ慣れていない食事ばかり提供されることもあります。
外国という環境の差や、様々なストレスに耐えながらも、パフォーマンスを発揮することのできる体力が必要です。