会社の経営陣として活動する役員は、内部や外部などいろいろな要因を背景に、ストレスを抱えやすいといえます。
しかし、ストレスを溜めすぎれば、体調不良や精神へのダメージなどの原因になるため、うまく解消することが必要です。
また、そもそもなぜ役員はストレスを感じやすいのか、その種類などを把握しておくことで予防につながります。
そこで、役員がストレスを抱える理由について、感じやすい種類を簡単に紹介します。
役員がストレスを抱えやすい理由
会社経営において、役員がストレスを抱えやすい理由として、以下が挙げられます。
・業績が不安定である
・コスト削減が難しい
・資金が足りていない
・従業員との関係不和
・人材育成が難しい
ストレスを溜め込みすぎてしまえば、判断力や決断力が低下し、正しい経営判断ができなくなるため注意が必要です。
役員が抱えるストレスの種類
会社の経営陣としての立場である役員が抱えるストレスの種類は、主に以下の3つです。
・業績に関するストレス
・責任の重さへのストレス
・人間関係へのストレス
それぞれ簡単に説明します。
業績に関するストレス
役員が抱えるストレスで多いのは、業績に関することです。
事業計画や資金繰りなどを常に考えなければならず、成果の出ないプロジェクトに時間と経費がかさみ、先行きに不安を感じることもあるといえます。
会社の業績や今後の経営に関して、不安を抱えたままでは強いストレスが溜まります。
責任の重さへのストレス
役員は、会社経営において責任を負う立場であり、その重さにストレスを感じるケースも少なくありません。
最高責任者としての最終決定権を持つ立場であることや、従業員やその家族の生活を守らなければならないなど、重圧がのしかかった状態にストレスを感じていることも少なくないといえます。
仮に経営判断に失敗すれば、会社の業績悪化にとどまらず、倒産に追い込まれれば従業員やその家族の生活を守れなくなるからです。
様々な事態を想定しながら最善の判断が必要であるなどのプレッシャーは、大きなストレスの原因となってしまうでしょう。
人間関係へのストレス
役員の中には、人間関係で悩む人は多いといえます。
取引先と良好な人間関係を築きつつ、従業員の離職を防ぐことも必要です。
そのため、福利厚生や職場環境の見直しを図り、従業員同士のトラブル解決や悩み相談にも応じなければなりません。
しかし、その中で従業員との人間関係に不和が生じれば、相談できる相手がおらずに一人で抱え込み、ストレスが溜まることもあるようです。