経営に携わっていると、様々なお金の流れを知る事ができます。特に経営者は、資金調達の方法や、自社のお金の流れを正しく理解し、会社の現状と今後の見通しを立てていく必要があります。
経営者に必要お金の知識について学んでいきましょう。
【資金調達の方法】
経営者は、事業の可能性を広げる為にも、資金の調達方法に関して広く多角的な視野を持っておく事が大切です。
まず起業する際の資金調達の方法をいくつか見てみましょう。
・友人・知人・親戚などから借り入れる
起業を考える時の資金調達としてまず考えるのは、身内や、近い友人などへの借入でしょう。
しかし、関係が近い分なれ合いになってしまうリスクがありますので、借入時にはきちんと借用書や、契約書を交わしお互いに保管しておくようにしましょう。
・国民政策金融公庫(創業融資)
創業融資は、設立直後の会社の資金調達として実現性が高いものの一つとして挙げられます。
最大で1,500万円までが調達可能です。また、事業実績がなくても無担保無保証で融資を受けられるのも特徴です。
・信用保証協会
創業融資以外にも、創業時の資金調達として信用保証協会があります。創業融資に比べ金利が安いのですが、審査機関は創業融資よりも長くなりますので、すぐに事業を開始したい人には向いていないかもしれません。
【会社の利益を増やす方法】
資金調達というと、お金を借りるというイメージがありますがこれを他方から見ると、キャッシュを増やす事とも捉える事ができます。
キャッシュを増やす方法をいくつかみてみましょう。
・仕入れ先との値引き交渉
仕入れ先との値引き交渉などによって支払い条件が緩和される場合があります。
最初の契約時に、自社に有利な方法で支払い交渉をしておく事は勿論ですが、契約後にも交渉次第では自社に有利な条件に変える事ができます。
・売掛金の回収
取引先との売掛金の交渉もキャッシュフローを増やす方法としてあります。
入金期限が過ぎた物以外にも、取引が終了したら早期に入金をしてもらうなどの交渉をしておくと良いでしょう。
・必要のない資産の売却
また、使用していない資産や利益を出していない資産を売却するという方法もあります。
例えば、ゴルフの会員権や使っていない不動産などがあります。
【まとめ】
経営者は、自社のお金の流れを知り更に自社を成長させる為に資金調達、キャッシュフローについてもきちんと理解しておきましょう。
上記以外にも、多くの資金調達の方法がありますので、専門家に相談しながら自社に合った方法を選択していきましょう。