日本には約1,950個の法律が存在しますが、会社経営においては、さまざまな場面で法律を使用する機会がでてきます。経営者が特に知っておきたい重要な法律について選びましたので是非知っておいてください。
【経営者が知っておきたい法律4選】
・民法
まずは、民法についてです。経営については、契約が口約束でも成立することや、他人の借金を保証するのは自分が借金をすることと同じであること、お金を借しても数年経てば時効がくる、などということは民法に詳しく書いていますので一読しておきましょう。
・著作権法
他人の作ったものなどを無断で使用することは著作権の侵害になります。近年では、特にこのようなルールが厳しくなっておりWEB上などでも他人のサイトをコピーしたり、リライトなどは禁じられています。
・会社法
会社の作り方や、立ち上げ方、経営権を奪われないための方法、会社が株式を買い取る際の手続き、事業承継などについては経営者なら必ず知っておく必要があります。
・特定商取引法
インターネットで物を売買する場合は、直接会って取引をするよりも多くのトラブルが発生するリスクがあります。このような時に、事業者が守るルールなどを決めて利用者を守ろうとしたのがこの法律です。
【その他の重要な法律】
この他にも、経営者が知っておくとよい法律はいくつかあります。例えば、従業員を守るためにあるのが労働基準法です。労働者は雇う側に比べ、弱い立場にあるため労働者を保護する目的で作られた法律です。
また、自社の経営が悪化した場合や、取引先の経営が悪化した場合の手続きや、経営者が取るべき行動などについて触れているのが倒産法です。破産や、民事再生法、会社更生法など、いざという時に役立つものばかりですのでぜひ知っておきたい法律です。
自社のロゴや、商品名などを商標登録しておくと、他社がそれらを真似た時に商標権侵害として訴えることができます。
このような場合に、使われるのが不正競争防止法です。
経営者が知っておくべき法律はまだまだたくさんあります。全てを一気に勉強することは、時間的にも難しいでしょうからとりあえず自社に必要なものから覚えていきましょう。
【まとめ】
経営者が知っておくべき法律はたくさんあります。特に近年は労働問題や、賠償責任など企業が責任を問われる機会が多くあります。自社を守り正しい判断を下す為にも、経営者は法律について詳しく知っておく必要があるでしょう。
