経営におけるリスクを考えたときにその最大のリスクとなりうるのが「経営者がどういう人物であるか」という点だと思います。
また、そこで問われるのがその経営者の「経営のセンス」ともいうべきものです。
今回この抽象的ともいえる「経営センス」とは何かついてまとめてみました。
【経営者が持つべき経営センスに繋がる能力】
ここでは経営者が持つべき4つの経営センスに繋がる能力について考えてみたいと思います。
①高い倫理観
経営者に倫理観が備わっているとそれが自然と会社全体に浸透して会社の性格とでもいうべき「社格、社風」が生まれてきます。倫理観があるからと言ってすぐに売り上げが伸びたり、利益が上がったりするとは限りませんが企業の本質的な価値、お客様を喜ばせるという企業理念の様な倫理観を持つことはとても大切です。
②論理的思考力
感情的に考え、人まねだけの経営は限界があります。論理的思考を持つことでどうしてこのような結果になったのか、またうまくいった場合とそうでない場合の原因は何かなどについて深く探求できます。会社をより発展させるためには論理的思考を持ち考え、さらにはそれを数字に落とし込めるようにまでならなくてはなりません。
この点は経営センスというより経営者に必須の項目かと思います。
③時代を読む洞察力
石器を使って獲物を追っている時代に、急に現代のネットビジネスなどの話をしても何の興味も持たれず途方に暮れると思います。
また逆に今の時代、ポケベルなどを勧めても誰も振り向かないでしょう。
今の例えは少し極端ですが経営者には社会全体、もっと言えば時代を読む力が求められます。次にどういったことが起こるのか、過去の経験からどういったことが考えられるか、時代を読む力は同時に会社の今後をうらなう力にもなります。
「時代を読む洞察力」があるかないかは同時に経営センスがあるかないかにも繋がりそうです。
④戦略的思考
戦術と戦略はよく混同されがちです。
戦術は実際に行動を起こすうえで必要になってくるスキルや具体的な手段のことで、戦略とはそれらの戦術を統括し組織が将来的にどのように動けば効果的かなど長期スパンで考える策略のことを指します。この点で先程の洞察力とも関連してきますが経営者にはこの戦略を生みだすセンスともいうべき能力が長けている方が望ましいでしょう。
【まとめ】
いかがでしたか?
数ある経営センスともいえる能力のなかから4つ厳選して紹介いたしました。経営センスを磨き会社の発展に繋げられることを願っています。