経営者のパートナーの条件~経営で成功するパートナーの存在~

経営者の保険

経営者は、人生のパートナーをつくる方が成功に近づく。経営者が刀であれば、刀を納める鞘=「妻」の存在である。パートナーという存在が、経営者・経営にどのように影響していくのか、見ていく。

■妻というパートナー

結論から言えば、経営者にはパートナーが必要である。自分だけのワールドに限定することも必要なことかもしれないが、視野を広げる為にも、出来れば「自分とは意見の違うパートナー」の存在が重要だ。

経営者のパートナーとは、第一に妻の存在である。何をするにしても、意見の違う対等な存在がいてはじめて事業の「成功」がある。もっと言えば、真逆の意見がある存在であれば、面白い。

ほとんど成功した経営者は、真逆な性格のパートナーを見つけていると言ってもいい。とくにパートナーを選ぶ際に重要なことは、ユーモア(面白い)ということである。

経営者ではない人のパートナーを選ぶ基準は、大抵自分の意見と合うということが多いのではないだろうか。それに加えて、容姿を重要視する人もいる。似た者同士の考えであれば、居心地はいいだろうが、「経営」においては居心地が悪くなる。

意見を同意する者だけの経営は、見えない視点があることに気づかないのである。以外と意見の違うことが経営をする上で重要なこと(発想)であることも多くある。事業の成功を考えるのであれば、一方通行の発想ではいけないということだ。

■強烈な経営者とつつましやかな妻

例えば、事業が傾いたときに経営者が追い込まれたと、思わない・感じないタイプの人もいる。このようなタイプは、傾いたからこそ追い込んで、お金をどんどん使っていくようなことをする。

役員などは焦ってしまうものだが、経営者は自分を追い込み周りを引き締め、会社全体に大きな波を生み出していこうとする。そのようなタイプと同じ人がパートナーであれば、社員に対して「自分もすごい」とアピールしてしまうかもしれない。

例えば、パートナーが経営者と同じタイプであれば、取引先や社員に威張ったり、浪費をする人になることもあるかもしれない。

だが、成功した経営者のパートナーは大抵「つつましやかな人」であることが多い。経営者が強烈な波をもっている人であれば、妻は柳のように柔らかな人である。

経営者が決断を迫られたときに、そっと別の意見があることを言える存在がいいのだ。

経営者の鋭い刃も受けとめられる鞘がパートナーの存在として必要となる。やはり、経営者のエネルギーを受けとめ、別の視点に気づいてもらえるような存在がいいということである。