経営者にとって、スケジュール管理は大切なことです。仕事の効率に影響を及ぼすこともあるためです。しかし、ただスケジュールを書き込むために手帳を利用することは、手帳の正しい使い方とは言えません。スケジュール管理は、目的、目標、計画性を予定に落とし込んでいくことが必要です。今回は経営者のための手帳活用術を紹介します。
目標をスケジュール管理に落とし込む
手帳を「スケジュール管理」だけに使うことは誰でもやっていることです。しかし、本気で差をつけるなら、それに留まっていてはなりません。以下の3点に注意してみましょう。
◯目標・目的を定める。自分のしたいことを考え、書き留めている。
◯計画的に考え、実行。思考的で、チャレンジするために活用する。
◯振り返り、反省する。次へつなげる。それらを記録する。
これらの項目を意識して書くことで効率よく業務を進めることだけではなく、本来の目的を見失わずに質のいい経営を行なうことができます。
1.【手帳に目標・経営理念を書く】
手帳の1ページ目に目的や目標を書いておきます。日々の忙しさに追われ、その場、そのとき限りの行動をしてしまい、目標や経営理念を貫くことはときに困難に思えるときがあります。
経営の目標や経営理念を明確にし、書き残しておくことで常に、何のために経営をしているのかを振り返りながら進めることができます。経営への意欲にもつながり、心から健やかに働くことができます。
2.【手帳が計画の記録となる】
すべきことを予定に落とし込むことで、目標が実現に近づきます。期限を設定すると最短距離で動く努力ができます。スキルアップのための時間も前もって設定できるなど利点があります。
手帳を使って「目標」だったものを「予定」へと落とし込んでいきましょう。そのために何をすればいいのか考えることができるようになります。これには、「時間管理」が重要なキーになります。
時間は有限だからです。その時間を有効に活用できるか否かで経営に差がつきます。多忙な経営者でも、目的を見失わず仕事を進めることで、いま進めている方針は間違っていないかなど、本質が見えてくることがあります。
無駄を省き、要領よく業務を行なっていくことができます。また、行動や思考を書き出してみることで、気づきを得て、新しいアイデアが生まれることもあります。
3.【手帳で改善点を見つめなおす】
仮にミスがあった場合でも、後悔だけで終わらせないことです。反省や改善案をどうすべきかかんがえましょう。次どうするか、具体的に考え、計画に反映し、実行することが得策と言えるでしょう。手帳を使い、より良い方向へと新たなチャレンジをしていきましょう。
まとめ
書いて記録することで、たとえ記憶から消えてしまっていても手帳が覚えていてくれます。手帳はただ単にスケジュールを書き込むものではなく、目標を計画に落とし込み、それをスケジュールすることで効率のいい経営をしていくことができるということをご紹介してきました。より良い経営に生かしてください。