突然ですが、あなたは経営者としてのマインドをもっていますか?経営者としてのマインドとは、会社を経営する上での根本となる意識や心構えの事です。経営者マインドを持っている経営者の元には志を同じくする沢山の人が集まります。今回は持っておきたい経営者のマインドについてお伝えします。
経営者マインドをもっていないとどうなる?
経営者が確固たるマインドをもっていない企業では、社員の統率が取れず、能率的に動くことが出来なくなります。社員たちは進むべき道がわからず、作業の効率も上がりません。当然ながらユーザーの心を勝ち取ることも不可能です。
持っておきたいマインド
経営者が持っておきたいマインドを三つ紹介します。
決定の責任を経営者が持つ
社長であるあなた以外の役員や各部署の責任者の判断で行ったことであっても、その計画や事業そのものが失敗に終わった時に、最終的な責任を持つのは経営者であるべきです。社長が控えていてくれるから、応援してくれるから、ほかの役員や社員たちは安心して業務に励むことが出来ます。
人間としての魅力
これは、マインドとは少し意味が異なるかもしれませんが、経営者が絶対に備えていないといけない資質の一つです。社員を激励し、やる気を鼓舞する際、論理的思考に裏付けられた理論をもっていないと、精神論になってしまいます。
自らが率いる会社の理念を論理的に社員へ説くことのできる経営者にはリーダー性が備わります。また、これまでの失敗体験・人生訓を話の中に織り込むことも有効です。社員が経営者の話に共感し、より身近な存在に思ってくれる可能性が高まります。
リスク管理
企業は様々なリスクにさらされています。それらを適切に管理し、立ち向かう姿勢が経営者には求められます。具体的なリスク例としては、次の様な物が挙げられます。
・顧客情報、取引先情報、自社の機密情報の流出
・役員や社員の不適切な発言、SNS利用などによる炎上
・経営方針その他に対して反発した消費者の不買運動
・不注意やミスなどに起因する大規模リコールの発生
・自然災害による自社設備へのダメージ
これらは社員の意識の改善、フローの見直しで防止できる物から、不可抗力の物まで様々です。しかし、どんなに気を付けていてもリスクはゼロにはなりません。必ず問題は発生します。その時こそどう対処するかで、経営者の力量が問われます。
自分と社員の会社にとって最も重要なことは何か?どの様な事が起きたらどの様な事態になり、最後はどうなるのか?そして、それを回避するにはどうしたらよいのか?それを会社全体で共有していくのか?それらを常に意識する必要があります。
まとめ
今回は企業のリスクマネジメントと経営者マインドについて紹介しました。リスクマネジメントについて経営者がコミットメントし続ける事の重要性にお気づきいただけた事と思います。是非確固たる経営者マインドをもって事業に臨んでください!