プレッシャーと上手に付き合う経営者への道

経営者のリスク

経営者とは言わば最高責任者です。会社で起こる様々な問題、人事、資金繰り、取引先との関係性、常に責任がつきまとい、さらには最終的な決定権は経営者の手に委ねられます。経営者は毎日プレッシャーと向き合わなくてはなりません。今回は経営者としてプレッシャーとどう向き合っていくか考えてみましょう。

■孤独と言われる経営者

経営者はよく孤独と言われます。経営者としての風格や威厳もその理由ですが経営者は常に決断しなければいけない立場にありますし、重要な場面で部下や従業員に相談できず、家庭にも仕事問題を持ち込むことは、家族を不安にさせてしまうと考える傾向が多いです。

責任と決定を考えすぎるあまり不安から孤独になりがちになりやすい経営者が多くいるのが現状です。

経営者は毎日がプレッシャーとの戦いになり、経営者として企業を大きくするにはそのプレッシャーと上手く向き合うしかありません。

どのようにして上手く向き合っていくか色々な角度から物事を考えてみましょう。

①プレッシャーを上手にポジティブ変換
終わりのないプレッシャーとの戦い、ならばいっそプレッシャーがかかっている状態を平常と考えてみてはどうでしょうか?そう考えれば毎日のプレッシャーが当たり前となり一つの課題として客観的な別の目線で見ることができるようになります。

プレッシャーは完全には消すことはできませんが、平常と思うことで常につきまとう悩みの種は薄まるかもしれません。

②最悪なケースを最高なケースへ変換
経営者ならやる物事に対して常に最悪なケースも想定した上で行動します。ただその最悪ケースが頭から離れず不安になることはよくあります。

心がけとしては会社としての最高なケースや場合のことを思い浮かべて、それに伴う行動を起こしましょう。働いている従業員と意見交換するのもいいかもしれません。

このプロジェクトが成功すればかなりの「売上」になる、または今回の依頼が上手くいけば取引先との「信頼関係」が強いものになるなど、常にプラス思考を従業員の前で見せることで、本人と従業員のモチベーションアップにもつながります。有りもしない不安に振り回されることだけは避けましょう。

③経営者同士の交流は大切
やはり従業員や家族などに会社の相談等はしづらいという経営者はいます。最近では経営者同士の集まりやコミュニティーなどがあります。経営者同士だからわかる話やアドバイスや意見が聞けるのでそういった場へ足を運んでみてはどうでしょうか?

今抱えている問題や悩みが解決できるかもしれませんし、上手くいけばビジネスにつながる可能性もあります。

■まとめ

今回は3つのパターンを紹介しましたが、実行することで今抱えているプレッシャーや不安は少しは解消できると思います。毎日あるプレッシャーと上手く付き合うには経営者の心構え次第で大きく関わってきます。心地よいプレッシャーを感じ経営者として企業を拡大していきましょう。