企業には、常に様々なリスクが発生します。経営者はリスクについてどのようなものがあるのか、それによって企業が受ける損害などを理解しておく必要があります。
また、リスクマネジメント（危機管理）についても併せて学んでおく必要があるでしょう。
【リスクとは】
まず、リスクにはどんなものがあるのか見ていきましょう。リスクとは、損失の起こる不確実性の事を言います。
例えば、交通事故によってケガや死亡をする場合などもリスクにあたります。その日、その時間に雨が降って路上が滑りやすくなっていなかったら、運転手の体調が万全であったら、視界が悪くなかったらなど様々な損失生起要因が重なり交通事故というリスクが発生したのです。
ですから、リスクとは損失の生起要因が重なり拡大する事によって突然に起こるものでその大きさは私達には到底計り知れないものになるのです。
【リスクの種類】
リスクの種類には、どのようなものがあるのでしょうか？
リスクは、主に以下のように分類されます。
・火災や盗難、津波、地震などによる財産損失のリスク
・取引先の倒産などによる利益減少のリスク
・企業が第三者の財物や身体に損害を与えた場合の損害賠償請求のリスク
・経営者、役員などの死亡、事故、疾病などによる人的損失のリスク
・新商品の開発や海外への出店などに対するリスク
等、企業には実に多くの種類のリスクが存在します。
これらのリスクに対して経営者が考えるべき事についてみてみましょう。
【リスクに対する経営者の心構え】
経営者はいつ発生するかわからないこのような多種多様のリスクに対して、十分な心構えや対策が必要になります。
まずは、経営者はリスクに対して下記のような意識をもっておきましょう。
・安全に対する意識
・安全に対するある程度の投資は必要である事
・どれだけ注意していても事故は起こるものであるという意識
・企業におけるリスクを十分に理解しておく事
・天災による被害や、損失はリスクマネジメントを徹底する事で防止したり、低減する事が可能である事
経営者は、リスクに対しこのような意識を持ち、対策を取っていく事が重要になります。
【まとめ】
現在企業におけるリスクは、多種多様なものになっておりその為の対策も複雑化しています。
このような時代だからこそ、経営者は自社におけるリスクについてより深く考え、様々な対策を取っていく必要があるのです。
