企業において経営者と管理者は同じ場合が多いですが、本来は分けて考えた方が、事業はスムーズに進行していくのではないかと思います。
良い経営者と、良い管理者とはどのような人の事を言うのか、また両立できない理由などを見ていきましょう。
【良い経営者とは】
経営者は、会社の経営方針や経営計画を立案・決定し、会社を経営する立場の人の総称です。
良い経営者とはどのような人を言うのか考えてみましょう。
・自身の理想とする物や未来を描きそれを実行していける人
・自分の夢や理想に少しでも近づけるように人の何倍もの努力を惜しまない人
・他人にも、自分の理想や夢を惜しまず提供できる人
・部下とも常にコミュニケーションを取り、部下の様々な悩みや相談に乗れる人
などが挙げられます。
【良い管理者とは】
では、良い管理者とはどのような人の事を言うのでしょうか？
・経営者のやろうとしている事を、事前に理解し、素早く行動し部下に正しく伝える事ができる人
・部下を常に管理しながら、それぞれの個性を生かし適材適所を実践できる人
・企業全体を見ながら、瞬時に適切な判断を下す事ができ、それを経営者や部下に伝える事ができる人
・部下とも常にコミュニケーションを取り、部下の様々な悩みや相談に乗れる人
などでしょう。
では、なぜ経営者と、管理者は両立する事が難しいのでしょうか？
【経営者と管理者の両立が困難なわけ】
上記のように考えると、経営者は理想や夢を掲げ、社員や周りの士気を上げていく人、管理者は企業全体を見ながら皆が働きやすいようにサポートする人という役割になります。
経営者は、瞬時に様々な判断を下し、一般の人よりもはるかに速いスピードでトップを走り続けていかなければいけません。
これに対して、管理者は従業員のペースに合わせながら、周りに気を配って走りやすい環境を整えてあげる必要があります。
このように、それぞれの目的と役割を考えると経営者と管理者を両立させる事は難しいと考えられます。
【まとめ】
両者が両立できないとわかれば、諦めて一方に専念する事ができます。無理をして両方の役割を果たそうとすれば、どこかで歪が出て、経営者も管理者も成り立たなくなってしまい、企業は混乱してしまいます。
経営者は自分の役割を知り、他の部分を割り切って他人に任せる事ができれば、事業は今よりもスムーズに進み、自社は更なる発展を遂げる事ができるのではないでしょうか。
是非、経営者と管理者の違いを知り、真のリーダーとはどうあるべきかを今一度考えてみましょう。
