経営者は、日々の売上げや、利益率、顧客満足度、従業員の育成、取引先のことなどさまざまな悩みを抱えています。日々会社のために精一杯頑張っても、どうしようもならないことや、八方ふさがりになることもあるでしょう。
経営が、行き詰まり出口が見えない場合には、どのような解決策があるのか考えてみましょう。
【行き詰まった場合に考えること】
まず、経営者は自社の状況を冷静に客観的に見て、判断ができなければいけません。そのためには、行き詰まっている原因について冷静に考えてみましょう。
(行き詰まっているのは自身の頑固さから)
経営者の中には、昔ながらのやり方を押し通して、現在の効率の良いやり方に変えることを頑なに拒んでいる頑固な人もいます。自社が経営難に陥っている場合は、早急に今の状況を打開する方法を考え、周囲や、専門家のアドバイスに耳を傾ける柔軟さが必要です。今までの自分の価値観や固定概念を捨て、素直な気持ちで人の話に耳を傾けましょう。
(時には人を頼る)
経営者は孤独だと言われますが、それは周りに自分の気持ちや立場を理解してくれる人が少ないからです。確かに、従業員や家族では経営者の真の悩みを分かち合うことはできないかもしれません。
このような場合は、同じ立場である経営者の集いに参加したり、同業者の仲間と話をしてみましょう。いろいろな経営者と会話をすることで自社の経営に対する打開策が見つかるかもしれません。
【経営とは本来谷ばかりである】
人生は、山あり、谷ありと言われますが、経営とは本来谷ばかりであると考えておいた方がよいかもしれません。良いときは、ほんの少しで、常にさまざまな困難が押し寄せてくるのが経営です。特に近年のような時代の流れが速い場合は、流行や、世の中の流れに敏感で、顧客のニーズを瞬時に感じられる人でなくてはいけません。
本来、谷ばかりだと思っていると困難にぶつかっても自分はまだまだできる、経営とはこんなものだと自身を奮い立たせることもできるでしょう。
経営者の素質として、何度壁にぶつかっても立ち上がれる強い精神力は重要な要素になります。
困難を、新しいアイデアを生みだす機会や、新たな道を発見できるチャンスと捉えるかどうかは経営者自身の考え方次第なのです。
【まとめ】
経営が行き詰まったら、まずは一度白紙に戻して考えることも必要でしょう。また、自身の頑固さから経営難に陥っている場合は時には周囲の意見を聞く柔軟さも身につけていきましょう。